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やっと出た英語版整備マニュアル

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発売が半年ほど遅れたBMWR75サイドカーとツンダップKS750サイドカーの英語版整備マニュアルがやっと届きました。いままではドイツ語版しかなくて、辞書を片手に効率悪く調べていたのですが、とりあえず英語ならば辞書なしでなんとか使用に耐えそうです。
写真やイラストも多く、モデラーにもお勧めの2冊です。

ジムニーパーフェクトメンテナンスマニュアル

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弊社「ジムニー秘密基地」から、この秋本が出ます。題してJB23「ジムニーパーフェクトメンテナンスマニュアル」・・・ってタイトルは長いかな?
この本のために、毎週少しづつジムニーが分解されて行きます。3か月掛かってご覧のようにボディーとフレームに分解されたのでご報告です。これ、見ているだけで楽しいです。組み立ててしまうのが勿体ないですが、商品車ですし・・・ジムニーのメカニズムに興味のあるかたは早めにご来店&見学をお勧めします。秘密基地スタッフからは常設展示できないかな?なんて声も聞こえてきますから、慌てて見学に来られなくても大丈夫そうですがね

「日本陸軍の戦車」発売決定!

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 6月中旬カマド出版より「戦後の日本戦車」の続編として「日本陸軍の戦車」が発売決定です。
本日は表紙レイアウトが上がってきましたので、こっそりお披露目致しましょう。「戦後の日本戦車」に引き続き、表紙のイラストは佐藤元信先生にお願いしました。今回は89式、95式、97式と言った旧軍の主力戦車が表紙を飾ります。さらに裏表紙には本土決戦用に温存された一式、三式や試作のみに終わった四式、五式が並びます。
 前号に引き続き、古是三春先生がメインライター。コラムには日本軍車両研究家としても名高い、ファインモールドの鈴木社長にも書き下ろして頂くこととになりました。そして、英国をはじめとして、海外の博物館や個人コレクションの旧日本陸軍車両の写真も掲載予定。もちろん、国内未発表写真も発掘中です。
 5月13日~16日開催の「静岡ホビーショー」にて予告チラシを配布予定です。みなさん買ってください(笑)

久しぶりの晴れ間

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連休中から連休明けに納車になる予定の「キューベルワーゲン」2台。雨続きで試乗が出来ずにいたころ、久々の晴れ。さっそくキャブ調整をしながら実走テストです。ついでにちょうど入庫してから一年経過する「シュビムワーゲン」のオイル交換もということで仲良く3台が甲羅干しならぬ、ワーゲン干し。なかなかお目に掛かれない光景です。
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初めてリフトアップされた「シュビムワーゲン」の後部下面。水陸両用のため、当然ながらエンジンオイルを抜くにもまずはボディー側の水密カバーを外さなくてはなりません。その後は普通の手順に従ってという流れ。ここは軍用車担当メカニックK君にお任せです。
しかし、こうやって見比べると「キューベル」と「シュビム」は似て非なるもの。エンジンとミッションを共有するだけの別の車ですね。「キューベル」は「ワーゲンビートル」の兄弟ですが、「シュビム」は会ったことのない遠い親戚といったところでしょう。日常使用には覚悟と言うよりも、それなりの色々が必要になるでしょう。自分は無理そうなので、もう一度キューベルに乗ってみようかな?と考えるこの頃です。
色々って何かって?まずは体力。自分はここで挫けました。それから・・・色々ですね(笑)

BMWR75キャブレター入荷

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火山の噴火もどんとこ~い!で、ドイツから新品キャブレターが到着。しかし、これ良く見るとソレックスではありません。いったい生国はどちらになるのでしょうか?当然ながら、もともと付いていたキャブとは同形状ながら部品の互換性がありません。すでに嫌な予感がするのですが、とにかく前進あるのみ!!
新しいキャブレターの使用で事態が打開することを願います

横浜家系ラーメン「吉村家」

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先日東名高速「海老名サービスエリア」にて興奮のインスタントラーメンを発見!!
とはいえ、しょせんインスタント。しかし、最近のインスタントは馬鹿に出来ない・・・。
複雑な気持ちで即購入致しました。
ああ、もしも、もしも美味しかったら、もうお店に行かなくても済んでしまう!?
おそらく想定通りの残念な結果が良いんだろうな・・・そんな複雑な心境でチャレンジ!!
結果は・・・想像よりもおいしくない

正確には麺は、酒井製麺製なのかはパッケージからは判りませんが、十分に美味しいのです。しかし、しかし、スープが!!・・・なんか「しょっぱい」のです。せめて他社にあるように醤油スープと油を別々のパックにして、最後に油を入れる方式にすれば、お店の雰囲気が出るような気がしました!!

まあ、これで良いのでしょう。

また、お店に行くことに致しましょう

むむむ・・・

嫁さんのブログに面白いネタがあったのでパチッてきました。
まずは下記の文章をお読みください。

こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。

この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか

にんんげ は もじ を にしんき する とき

その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば

じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて

わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。

どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ?

ちんゃと よためら はのんう よしろく

・・・って、今普通に読んだあなた!もう一度、単語一文字づつを読み返してください
おそろしや。なぜか読んでしまったあとに、やられた感いっぱいになるのは自分だけでしょうか?
まあ、普段からいい加減に物ごとを認識しているか思い知らされた気がして、ちょっぴりブルーです。

どでうすか? みさんなは なとなんく いやな きんぶに なまりんせか? 

ケッテンクラートin静岡ホビーショー

来る5月15日(土)、16日(日)に開催される「静岡ホビーショー」にカマド出版部がブース参加したします。さらに、当日は南館中央にて第二次世界大戦時のドイツ軍牽引車「NSUケッテンクラート」の実車を展示することになりました。両日ともカマド出版部ブースあるいは「ケッテンクラート」周辺を徘徊していると思いますので、自分を見かけたらお気軽にお声掛けください。
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ところで、先日もこの日記に書きましたが、現在ケッテンクラートはエンジンが始動せずにまさに鉄塊。もしかしたら格好悪いですが、手押し搬入となるかもしれません・・・。原因と思われる点火系部品が手配できたという報告がチェコから届きました。ご丁寧に写真付きでしたので、アップしますね。やはりドイツ製というところに彼らもステータスを感ずるのでしょうか?アップで撮影して送ってきます。
ホビーショーまで一か月を切りました・・・出来ればカッコ良く乗り込みたいので、部品が届いて問題解決することを祈ります。が、火山噴火の影響で欧州からの航空貨物もストップしているとか!?間に合うのだろうか?

板妻駐屯地創立記念行事

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先月のモデラーズフリーマーケットには野外炊飯実演ということで、美味しい豚汁をお世話になった静岡第34普通科連隊がある「板妻駐屯地」へ行って参りました。普通科部隊などと呼称すると、高等学校の学部かと思っちゃいますが、いわゆる歩兵部隊。したがって、観閲行進も歩いて行われます!!もちろん行進曲は「抜刀隊」であります。自分も若かりし頃には泥臭く感じた旧日本陸軍の行進曲ですが、年齢を重ね、やっと「良さ」が判るようになったようです。
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恒例の展示戦闘も普通科部隊らしく、テロリストの立てこもった建物の掃討、その後の敵拠点排除と言う流れ、弊社「SATマガジン」読者層には見応えありの内容だったかと思います。
天候にも恵まれ、住宅地に隣接する好立地条件もあり、来場者はとても多く賑やかでした。式典終了後は、祝賀会食で営業活動です。もちろん、車関係の仕事の営業でもあり、それ以外には例のプロジェクトの地道な啓蒙活動に努めております。さて、これで4月の大きなイベントは終了、5月の静岡ホビーショー、6月の「下田四郎氏出版記念東京講演会」の準備に入ります。

第一回視察旅行

 本日はAM5:00起床。沼津市在住の戦時中、三菱下丸子工場にて97式中戦車チハや3式中戦車チヌのエンジン調整を担当されていたN氏宅へ向かう。1月の弊社主催の講演会にてお声掛けして頂いて、貴重なお話を伺い、N氏が存在すら知らなかったという「武器学校」の3式中戦車を見学(65年ぶりの再会)させて差し上げたいと思いついた企画。そのためにAM6:30にご自宅に伺いました。
 その後、カマド本社へ取って返し、AM7:20に総勢9名にて花のお江戸は靖国神社へと向かいます。今回のメンバー構成はN氏以外は、とある企画の準備会員なのですが、その企画はもう少し秘密にさせてください。
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 予定より15分ほど遅れて靖国神社へ到着。本殿参拝後にみなさんで「遊就館」を見学。自分は見学を遠慮して、6月19日(土)に開催する「玉砕の鉄獅子サイパンからの帰還」下田四郎氏東京講演会の打ち合わせのため、弊社編集部協力スタッフK氏と軍事ライター古是氏と共に靖国会館へ。献本と参拝予約など任務を無事達成後、編集部スタッフ2名も合流して総勢11名で、次なる目的地、陸上自衛隊土浦駐屯地「武器学校」へと車を進めます。
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 常磐道経由で少し早目の昼食後、予定時間ピッタリに「武器学校」到着。今回は地元陸上自衛隊「富士学校」広報班より事前に見学の主旨、要望をお伝え頂き、立派なタイムテーブルまで用意して頂きました。到着後は、パワーポイントを使用した土浦駐屯地についてのガイダンスがあり、担当して下さった広報陸曹が親切に説明してくれました。
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 さて、いよいよお待ちかねの実車見学のお時間です。四月とは思えない霞ヶ浦からの寒風吹く中、広報陸曹のIさんの自転車!?に先導され整備車廠に向かいます。国産第1号戦車である八九式中戦車がエンジンを換装されては居ますが、実働状態で保管されていました。そして我々のために武器学校の教官殿が、89式中戦車の来歴、レストアの主旨、現状などを説明。その後、再び自転車に先導され、3式中戦車の見学。戦時中の生産は僅か60両といわれる本土決戦の切り札だった戦車です。作家の司馬遼太郎氏も触ったことがあるようですが、なんと言っても終戦直前に不眠不休で、N氏がエンジン組み付けと最終調整に関わった車両です。かなりの高確率で触ったことがある個体かもしれません・・・。もちろん、記念撮影をして皆で当時のお話をしばし聞きながら、贅沢にも軍事ライター古是氏の解説付きです。これには教官殿もちょっとびっくりだった様子。
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 そして、武器学校見学の定番コースを一同見学。教官殿が一台づつ説明をしてくれるので助かります。これだけ戦車が並ぶと迫力があります。皆の共通の感想は、戦時中の15トン級の戦車から、よくもまあ、30トン級の61式へ、さらに50トンの90式戦車まで開発が続いたものだなあ~という驚きです。しかし、雨ざらしで土の上という旧車マニアだったら気が触れそうな保存環境は何とかならないのでしょうか?
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 寒さが骨身に染みたころ、ブリーフィングルームにてホットコーヒーを頂戴して休憩。その後、これまたマニアの間では有名な小火器展示コーナーへ。ここでも新たに小火器に詳しい広報陸曹が説明をして下りました。編集K氏が目を輝かせたのは97式車載機銃。写真からはいま一つ判然としなかった、銃身保護カバーの脱着も広報班のご厚意で拝見することが出来ました。
 とにかく、一生懸命に広報任務に打ち込む自衛官の姿にとても感銘を受けました。土浦駐屯地広報班の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。多くの方々に支えられて、いよいよプロジェクト始動といったところです。まだまだ先は長いですが、がんばっていきましょう!!

ドイツのオークション

その筋では有名なドイツのアンティークオークション。中世の甲冑から、ライフル、軍服、そして軍用車両まで幅広い出品物が魅力的で、カラーで印刷されたリストを見ているだけでも楽しめます。が、落札価格が割高なこと、落札後の商品引き取り時間に制限があることなどハードルが高く、なかなか手出しできないのです。
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そんなオークションから気になる物件を少々。一台目はおなじみのキューベルワーゲンですが、後期型(44年製?)でオリジナル度が高そうなところが高感度アップ、スタート価格も相場観に見合っているので落札価格が気になります。もう一台は売り物件としては初お目見えのシュタイヤー1500A、これは希少性抜群でスタート価格も12万ユーロとすでに手出しが出来ないお値段。えっ?そのくらいなら欲しいですか?と思った方はすぐにご連絡ください(笑)
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今回の極め付けはコーヒー吹き出しそうになった、メッサーシュミットbf109Gです。写真で見たところ大きな欠品もなくレストアしたらダイムラーベンツの轟音が聞けそうです。こいつは15万ユーロスタートですが、今までの大戦機の取り引き価格を考慮すると5千万円は下らないでしょう。しかし・・・まだまだ何が出てくるか油断できません。って、何が出てきたら危ないのでしょうか?心当たりが多すぎますね

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滝ヶ原駐屯地開設記念行事

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学生時代から十数年ぶりの見学となった、滝ヶ原駐屯地の開設記念行事。4月はここ御殿場市では、駒門駐屯地と板妻駐屯地の開設記念行事もあるので、毎年3周連続開催です。そうなると、地元でもあり戦車部隊を擁する駒門に足が向くのが人情というものです。え?それは自分だけですか?はい、そうですか。
今年は妻の実家の法事があり、駒門には行けませんでした。また、昨年来後援企業ということで、なにかと滝ヶ原駐屯地さんとは御縁もあり、しっかり仕事として参加して参りました。
久し振りの参加で驚いたのは、対抗部隊(演習時の相手役)として編成された中隊の74式戦車があること、そしてなんとなく旧ソ連軍をイメージさせる「赤い星」のマーキングや、砲塔側面のバケツ。赤い星はともかく、バケツがなんで?と思ったかたも多いでしょうが、正面から見ると旧ソ連戦車の特徴である赤外線投光器に見えたりするんです
敵役として、何となく不遜な感じが漂うのもマニアからすると好印象なのです。
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パレード、模擬戦闘展示が終了後にはパーティーに参加して営業活動に励みます。もちろんカマド本社と出版部の営業ですが、最近はもう一つ大きな目的があり、関係各方面へ営業中なのです。秘密でも無いのですが、詳細は近日中にお知らせ出来ると思います。

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さて、懇親パーティー終了後には新横浜駅へ妻を迎えにひとっ走り。友人の結婚式があるそうで、帰りは荷物もあるし大変そうだな・・・と言われても聞こえないふりしてましたが、「夕飯は帰り道で厚木家でラーメンだね」と言われるとなぜか迎えに行ってしまうのでした!?
本日は厚木豚チャーシューという新しいトッピングに挑戦しました。が、これがいま一つ。普通に乗ってくるチャーシューの方が美味しく感じました。

製作快調!?ジムニーの本

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弊社「ジムニー秘密基地」から、この秋ついに本が出ます。題して「ジムニーメンテナンスブック」。製作は昨年末から開始、じっくりと手間暇掛けて作ってますので仕上がりが楽しみです。
http://blogs.yahoo.co.jp/jimny_sb/31632063.html
昨日は、進行も佳境に差し掛かり、表紙デザインの打ち合わせ。スタッフ一同表紙イラストをお願いする佐藤元信先生の作品集を囲っての打ち合わせです。しかし、その多くが田宮模型の箱絵だったりするので、「あ!俺これ作った!」とか、「これ、先生だったのですか!?」などと脱線の連続・・・。中でも本日一番のヒットは「楽しい工作セット」の「ショベルドーザー工作セット」。なぜか参加した弊社スタッフ全員が購入&製作の前科があり、大興奮でした(笑)

イギリスから・・・

「珍しい物が売りに出たので買わないか?」というメールが来ました。
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確かに珍しいです・・・ドイツ工兵部隊が使用した、遠隔操作式自走爆薬「ゴリアテ」です。全長150cm、幅85cmの車体に60kgの爆薬を搭載し、時速10kmの速さで各種障害(トーチカ、銃座など)を排除する目的で配備されました。今回の売り物件は電動モーター駆動方式の初期タイプで、当時も高価だった為に費用対効果の面で常に疑問が付きまとう兵器だったそうですが、現在でも価格は1000万円以上という洒落にならない価格です。
しかし、リモコンから当時もののバッテリー、300mケーブル、牽引トレーラーまで付いてフルセット状態。購入したその日からすぐに走らせることが出来ます(笑)
まあ、こんな程度が良い「出物」は二度と出ないかも知れませんので、本気で購入を検討される方は早めご連絡ください。

ケッテンクラートのタコメーター

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モデラーズフリマに合わせて組み付けた実物タコメーターですが、実は作動していません・・・
リプロのメーターも、今回の実物もメーター本体の入力方向は時計回りなのですが、エンジンからのケーブルの回転は反時計回り・・・これではメーターは動きません。現在一般的にはメーターケーブルは反時計回りなので、メーター自体が不良なのかと疑ったりしましたが、リプロ、オリジナルとも回転方が同じなので、ここはエンジンからの出力に問題があると判断。上記2枚の写真をヨーロッパの業者に送って、判断を仰ぎます。

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すると、送られてきた写真には次のようなメッセージが・・・「回転の取り出しギヤーの取り付けが上下反対だよ!あなたが付けている現状はバツ」
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そして、カムシャフトに対して上下を入れ替えることによって、出力の回転は左右どちらでも選べるという写真がコチラ。さすが、汎用エンジン・・・いろいろ考えて作られているようです。
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そしてご丁寧に「正解はこのように取りつける。」と正しい取り付け例を送ってくれました。まあ、入手時にメーターが欠品していて、ケーブルも付いていなかったので、取り付けが逆になっているなんて思いもしませんでした。
さて、これでタコメーターが作動するぞ!っと、エンジンを始動しようとしたところ・・・掛かりません!!点火系がダメになったようで、プラグに火が飛んでいません。2年前のレストア時にプラグは交換しましたが、プラグコード、デュスキャップ、ローター、ポイントなどは触ってませんので、今回の修理騒ぎでゴソゴソ触っていたので、ご臨終した様子。さて、点火系の部品を注文することに致しましょう。

BMWR75走る!

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久し振りに心地よいエンジン音が響きました。思い返せば、当初はこんなに大騒ぎになるとは考えていませんでした。シリンダーボーリング、ピストン交換を経て、ヘッド周りのオーバーホール、タイミングギヤーやカムシャフトの交換、オイルポンプのオーバーホールを経て、ここまでたどり着いたのです。が、しかし、どうも燃調が上手くいきません!写真は排ガス値を測定しながら、キャブ調整に格闘中のベテランメカニックT。
キャブレターは見た目は良いのですが、もとの不調エンジンに合わせてジェットやフロートなど変な加工や、サイズ違いが使用されているようで、結局オーバーホールすることに・・・まあ、これで最後の鬼門となるはずですので、オーナー様には全て悪いところは出尽くしたということで今しばらくお待ちいただくようお願いいたします。
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お勧めの本

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先日、アフターマーケットEXPOにてチラシを頂いた本。内容が気になったので購入してみました。で、やはりトヨタは凄いな~と・・・。アメリカの公聴会の後、ディーラーへの説明会に参加して、励ましの言葉に涙する豊田章男社長は他人の気持ちの判る経営者なんだな~と感心しました。その熱いハートを持った人物が十数年前から取り組んだ、製造現場以外のカイゼン、ジャストインタイム、などのトヨタスピリットはいよいよ今月から日本国内のディーラーでも現場レベルでスタートするそうです。
アフターサービス、事故修理ビジネス、さらには販売の現場では、経験と直感に頼ったビジネスモデルが当たり前のように展開しています。それらが全て間違っているとは言いませんが、天下のトヨタがなぜ?今?このような改革に取り組んでいるのかを考えながら、我々もカイゼンに取り組まなければと思うのでした。
自動車関連企業でない方にもお勧めの一冊です。ちなみにトヨタ社内では、社内教育資料として配布されているという噂もあります

偶然ですが・・・

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1944年式キューベルワーゲンがエンジン不調で入庫。症状はアイドリング時のエンスト及びアイドリング不調。レストア工房&キューベル専属メカニックの診断の結果、キャブレターのオーバーホール&清掃とコンタクトポイントの交換をすることになりました。困った時のFLAT4さんに部品を注文・・・やっぱり翌日には配達可能との返事。最近は6V仕様のビートルの部品も益々充実して頼もしい限りです。
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1942年式キューベルはオーナー様の要望により、ヘルマンゲーリング師団のパーソナルマーキングを再現。プラモデルでは1/35スケールでほとんどのマーキングが売ってますが、1/1スケールではすべてお手製で再現しなくてはなりません!!
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前期型と後期型が偶然に並んだので、車体後部の比較検証をしてみましょう。左は生産1万台くらいまでの初期型ボディー。特徴としてはエンジンをビートル(Kdfワーゲン)同様に下へ抜く作り。右の生産4万台超えの後期型ではボディー後端が4本のボルトで外れるようになっていて、整備性が上がっています。生産1万台くらい以降の前期型車体も同形状になってますので、初期型をじっくり観察出来るのは珍しいことなのです。
細かなところでは、牽引フックの形状も違います。また初期型ではご覧のように前後4か所の牽引フックにラバー製のカバーが鉄カラーでリベット留されています。これにより、リヤの反射板はリヤサイドパネルとの接合部をカットして、外側にオフセットして取り付けられています。また、マフラーの取り回しとアンダーカバーの形状もまったく違います。初期型は牽引フックの内側から排気管が出ていますが、前期型~後期型のそれは牽引フックの外側からです。これはエキマニの排熱を利用したヒーターキットの有無で変わってくるようですので、一概に初期型とそれ以降の違いとは言えないようです。ちなみに、この1942年式キューベルもドイツアフリカ軍団仕向けの車両でヒーターレスなのです。ボディーカラーもアフリカベージュと言われる特別色になってます。

キューベルワーゲン1942

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レストア工房を覗きましたら、仕上げ中のキューベルの方向指示器が取り付け完了しておりましたので動画を撮影してみました。味わ~い深い動きです。お楽しみください
プロフィール

小林@御殿場

Author:小林@御殿場
静岡県御殿場市在住
株式会社カマド
代表取締役です。

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カマド自動車公式HP

 

NPO法人
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