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リファービッシュキューベル予備検査取得の巻

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AM7:00御殿場インターから横浜へ向かいます。出発時の御殿場市内は霧。山北付近ではそれなりに雨もパラつき、雨合羽を持ってきて良かったと一安心。しかし、キューベルが濡れるのは好ましくないので、ボディーカバーを掛けようか悩みつつ前進
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秦野を過ぎて厚木に近づくと天候は一変!青空が広がって来ました♪
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時間調整のため海老名サービスエリアに立ち寄る。天候は益々よくなり蒸し暑くなってきました
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横浜陸運支局には予定通りAM9:00に到着・・・ここは真夏ですいつもお世話になっている並行車の新規登録を得意とする先輩に予備検査をお願いし、一緒に陸運局を探検。みなワールドカップ日本vsパラグアイ観戦のため眠そうなのが本日の特徴
こうなると雨合羽は無用の長物、帽子を持ってこなかったことを後悔。
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書類審査が終わり、現車確認後に検査ラインへ向かいます。緊張します。
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検査ラインで出口で待つことしばし、ラインから出てきたキューベルの運転席からOKとの合図あり、一安心。
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検査ラインから出てきたキューベル。重量測定のため余計なモノ(スペアタイヤなど)は外した状態です。ちなみに車両重量は実測で750kg。予備検査証備考欄には「保安基準適応年月日昭和18年12月31日」と記載され、今後の継続検査時の基準を確保。このあと職権打刻にてフレームナンバーを刻印してもらい、無事に日本国内の法令をクリアー、あとは車庫証明、リサイクル預託金申請、希望ナンバーの申し込みを経て、いよいよ公道デビューとなります。一週間くらいでなんとかなるでしょか!?がんばりましょう

茶話会=SAWAKAI

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本日夕方から、ミッドナイト プラス20minくらいまでダラダラと与太話に花が咲きました。
「静岡AFV友の会」というプラモデル愛好家の会員3名が自衛官でもあり、雑誌取材やカマド本社の仕事を通じてのお付き合いもあって軍用車両に囲まれての「茶話会」でもしようかと、この春一回目を開催。お三方は固いお仕事ですし、お酒も飲まないジェントルメンです。電話で「サワカイ」=「SAWAKAI」と聞いて漢字変換機能が上手く作動ぜずに、聞きかえしたと言うのは秘密なのだ!
本日は二回目、さらに出版関係の働き盛りお二方と、某有名模型メーカーを退職された設計の神様が加わり、本当はお酒が飲みたかった自分と、弊社ミリタリー部門担当Kの8名でノンアルコールで盛り上がりました!?
そもそも水面下で進行中であった、御殿場に「タンクミュージアム」(特殊車両技術資料館?)を作ろうプロジェクトが潜望鏡深度を超えて浮上寸前となり、各方面へ働き掛けを始めている現状説明が目的です。現在「御殿場タンクミュージアム準備会」公式ホームページも準備中ですので、7月中には詳細はそちらでお知らせ出来ると思いますが、自衛隊の装備車両はもちろん、非日常を実感していただける特殊車両を常設展示する施設を目指し準備中です。
具体的な場所や開設時期などはまったく未定ですが、現在のところ実現可能性は20%程度。したがって、どこに作るの?いつごろ出来るの?なんて聞かれても残念ながらお答えできませんので悪しからず。

しかし、今日の茶話会も深く濃い話がたくさん聞けて楽しかったですね♪このメンバーで何か模型業界に旋風を巻き起こす企画を立ち上げることは出来ないだろうか?真面目に考えちゃうのでした

ここ数日・・・

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小学生のころ、怪獣映画やウルトラマンなんかで住民避難シーンで背景に走っていた消防車が、カマドを出たり入ったりしております。これ、公道復帰させるという個人コレクターさんからの依頼で骨董四駆番頭が受けたお仕事です。
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で、整備士は弊社会長。元、地元消防団分団長ですから、なにやら目の色が違います。クラッチレリーズやブレーキのオーバーホールなどトヨタ共販から部品が出たのが驚きですが、ブレーキホースだけはメーカー欠品で如何ともしがたく、特注で一品生産と相成りました。一通りの整備が終わり、試乗そして調整を繰り返しているようですが、大きさが何ともいえず現行車には無いサイズで遠近感が狂います。長さは2tショート、幅は4t車くらいあるでしょうか?運転手が小さく見えます・・・。
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点火時期調整の図。けっして雨宿りではありませんし、ボンネットに食われているわけでもありません。右の会長がデスビの進角を動かして、左のやはり元消防団員である検査員T君がタイミングライト片手に点火時期を見ています。のどかな時代、そして日本が一番元気だった時代の風景ですね。

カマドバーベキュー大会

カマドでは6月から新年度が始まり、新入社員の歓迎会を兼ねてのバーベキュー大会が開催されました。
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先日の下田さんの講演会で掲示板の常連である「D2」さんから、日本海軍御用達「呉鶴」という日本酒を頂きましたので皆で美味しく頂きました。カマドで一番の酒豪といえばBPマネージャー・・ご覧のとおり出来あがってます
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デザートには下田さんから頂戴した大阪老舗和菓子屋さんの「あんみつ」を頂きました。美味しかったです。

さてさて、これで予定が決まっていた、今年前半戦の大きなイベントは終了。ここからはしばらく静かな日々が続く筈ですが、それも束の間・・・7月からは怒涛の「御殿場タンクミュージアム準備会」が本格始動致します!!現在公式HP準備中に付き、詳細については今しばらくお待ちください

キューベルワーゲン車検取得への道

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 チェコ共和国から遙々とやって来たキューベルワーゲン君。ちょうど会社の決算時期にあたり、さらに下田氏の東京講演会にもバッティングするというタイミングのため、車検取得の準備は遅々として進みませんでした。
 しかしながら「これとこれを加工しないとなあ~」と呟くと、レストア工房番頭が仕事の合間にちょこっと作業してくれたりで、気が付くとそろそろ陸運支局に持ち込みますか?という段階に・・・。そこで、弊社の検査ラインで事前チェックをしたところ・・・ライトの光軸が計測できないとの事。明るさも目視では十分なのですが、やはり計測できないそうで、どうやらレンズのカットに問題があるようです。それらしいデザインの同サイズのライトレンズに交換してみましょうという事になったのですが、なかなか部品が見つかりません。
 やっと時間も取れるようになったので、これからネットの海へライト探しの旅に出て参ります

「下田四郎氏出版記念東京講演会」無事終了致しました。

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第二次世界大戦中に日本陸軍戦車第9連隊に配属され、満州での猛訓練の後に昭和19年の春サイパン島に動員され、同6月に米軍の上陸を迎え討った下田四郎氏。戦後、サイパン慰霊の旅路で見かけた旧日本軍の戦車が焼却炉同様に扱われているのを発見し、瞬時に日本へ連れて帰ると決意。その後、2年以上に渡る当局との粘り強い交渉の末、2両の97式中戦車を帰還を実現、靖国神社と若獅子神社へ奉納されました。
昨年末、弊社出版部より「玉砕の鉄獅子サイパンからの帰還」を出版させて頂いた御縁で、本年一月地元御殿場市に於いて出版記念講演会を開催させて頂きました。地方での開催と言うこともあり、東京方面での開催をという声が多く寄せられ、今回の東京講演開催という運びになりました。

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会場は「靖国神社」の境内にある靖国会館。プロジェクターを持ち込み、資料を並べ、十分な事前打ち合わせがあったためスムーズに準備は完了。聴講に来場がてら「日本陸軍の戦車」の表紙イラストを編集部へ納品する佐藤元信先生の姿も・・・。
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12時から靖国神社本殿への参拝を済ませ、身の引き締まる思いで13時からの本番へ臨みました。まずは主催者あいさつ。そして、マイクを軍事ライターの古是三春氏へ渡します。
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今回は、出版関係者、防衛省関係者などを中心にご案内させて頂いたので、集まった方は少人数ですが濃い面々で、講演の内容も具体的に突っ込んだ話も多く、文面からは伝わらない、まさに生きた証言と言うべき貴重なお話を直接伺うことができたと好評を頂けました。
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講演会終了後に遊就館を見学し解散。その後、有志で九段会館へ移動して懇親会を開催いたしまいた。下田氏は毎年6月18日にサイパン玉砕の慰霊祭のために靖国神社へ参られます。可能であれば、来年も6月19日に講演会を開くお手伝いを弊社でさせて頂き、ひとりでも多くの今を生きる世代へ下田氏の体験を聞いて貰える機会を作りたいと思います。

講演者の下田氏をはじめ、ボランティアで運営スタッフとしてご参加いただいた皆様、そして御聴講いただいた来場者へ御礼申し上げます。ありがとうございました。

久しぶりに・・・

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昨夜は所用で三島駅に行くことになり、夕飯を外でという流れになり「じぇんとる麺」さんに行ってきました。
前回食したのは何時だったかのか?思い出せないくらい久しぶりです。ラーメンにホウレン草のトッピングで美味しく頂いて参りました。なにやら月末から平日の営業時間が短くなるようで、ちょっと寂しい気がします。

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さてさて、ラーメンなんてどうでもいい!ガンダムを映せ!という読者の方にはこちら!
うっ!なんだこれ?はい。これはBMWR75の自動車予備検査証でございます。おかげさまを持ちまして、本日無事に車検ラインを通過致しました。備考欄には「保安基準適用年月日 昭和18年12月31日」と入っております。
BMWはこれから納車前の最終調整、整備を行い、オーナー様のもとへ旅立っていきます。

と言う訳で、こちらはそろそろ次のツンダップKS750サイドカーの部品手配など考えますか

いざ本番!

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BMWR75サイドカーが、予定より一年遅れての予備検査へ出発です・・・。長かった・・・待っているお客さんも長かったと思いますが、その甲斐あってエンジンは絶好調!機嫌よくアイドリングしています。当たり前といえば当たり前ですが、当初の状況を思い出すと「思えば遠くへ来たもんだ~♪」という心境です。
夕方、カマド本社工場の検査場で最終チェック。各所を調整の上、明日の持ち込みに備えます。何しろ1943年(昭和18年)製ですから不安はありますが、人事を尽くして天命を待つのみです。

キューベルワーゲン車検取得への道

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全体的な仕上がりは問題のですが、日本の車検制度に適合するようにしてくれと言うのは無理な注文というものでしょう。しかしながら、反射板は左右対称にするとか、自分のつたない英語力でも部分的には通じたのですが・・・。通じなかった部分も多く、とりあえずリヤの灯火関係の配線を一部修正しようかな?とダッシュボードを開けてびっくり、すべて配線は黒色です
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いあや~作業自体は丁寧にしてくれてありますし、出来は良いのです。しかし、これでは一本づつ検電器を片手に線を特定する作業が必要な訳でして・・・(涙。
むむ?そうなると戦時中のVWはハーネスの色は黒一色だったのか?という疑問が湧いてきます。いままで、レストアしたキューベルは色とりどりの配線が使われていましたが、それらは戦後のレストア時に引き直されたものだったのでしょうか?それとも最初からだったのか?現在発売されているリプレイスメントのキューベルワーゲン用新品ハーネスセットは当然色とりどり仕様ですから、黒一色仕様はチェコ人が経費削減のために黒い線だけで作ったと解釈するのが良いのでしょう・・・が、これは逆に作業性が悪かったのでは?と思うのは自分だけでしょうか?

東京へ!

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御殿場~新宿へ直通電車があるのをご存知ですか?
特急ロマンスカー「あさぎり号」です。
え?それって小田急線でしょ?って思ったあなた、正解です。小田急線新松田駅からJR御殿場線松田駅へ乗り入れて沼津まで行ってるんです。
便利なようで不便なのは一日上り下りそれぞれ4本という便数の少なさです。
本日は午前10時30分に市ヶ谷にある自衛隊「曹友刊行事務局」へ出向く予定になったので、久しぶりの利用でした。全席指定なのですが、今回初めてのサプライズは最前列、運転席の真後ろの子供か鉄道マニアなら大喜びの座席。
うとうと寝て行こうかと思ってましたが、景色が面白いのと、運転主さんの動作が気になり眠るどころではありません。あっと言う間に新宿についてしまいました!!

本日は「曹友」さんに読者プレゼントの打ち合わせ後、神保町のカマド出版部で税理士さんと打ち合わせ。さらに昼食後にはとぼとぼ徒歩で飯田橋の「PANZER」編集部へ写真拝借のお願いに伺い、夕方には神保町へ取って返して6月19日の「下田四郎氏出版記念東京講演」の最終調整。
最後は懇親会の会場下見を兼ねてスタッフ皆で「九段会館」屋上のビアホールへ繰り出しました。濃い一日でした

恵まれない車に愛の手を・・・

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土、日曜日は結構な数の見学者が訪れるようになった、レストア工房&社長の小部屋。
おもてなしスペースもちょっぴり充実して来ました。予算の関係もあり、缶ジュースの類は有志の寄付やローン会社さんからの差し入れなどを利用しております。そこで、慢性的な予算不足を解消するために秘密兵器が導入されました。
はい、豚さんの貯金箱です。
「お気持ちだけで結構です」「恵まれない車に愛の手を!」ということで皆さんよろしく(笑)

今日のBMWR75

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エンジンが本調子になり、2階ガレージから本社工場へ移動したR75。
一年前に整備して、一年経ってしまったブレーキ回りを再整備です。サイドブレーキの加工もオリジナル部品を切ったり貼ったりしないように頭をひねっております。
もう一度、陸運局の検査ラインに持ち込む前の最終点検を終えれば、いよいよ予備検査取得へ向けて出発ですが・・・予断を許さないのが古い車両ですからね。
キューベルの車検取得も段取りしなくてはなりませんし、講演会の準備もありますので、6月前半は休む暇なしです。

MG34のクレイドル

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チェコ人は律義なのか?たまたま律儀な人に当たったのか?
当初6か月という納期に対し、結果10か月ほど掛かってしまったのが申し訳ないということで、ジェリカンラックとスポットライトをおまけしてくれました。そして、先月キューベルが到着してみるとそれ以外にもプレゼントが・・・。まずはファーストエイドキットのケース、それからフロントウインドーシールドカバー、スペアタイヤカパー、MG対空機銃架、そしてそのクレイドルです。
レプリカとはいえ、購入すればそれなりの価格がするので嬉しいです。でもって、さっそくクレイドルを使って手元のMG34をなぜかシュビムワーゲンの方に付けてみました。カッコ良いです!!
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レストア工房横の社長の小部屋リアル版は、さながら博物館の様相を呈しております。そろそろ入場料が取れるかな(笑)

40歳になりました・・・

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40回目の誕生日が巡ってきました。思うことのみ多く、筆及ばざるが故に書評など・・・。

自分の祖父は大正2年生まれで平成7年になくなりました。多くの戦後世代と同じく、自分も生前の祖父にその戦争体験を正面切って聞いてみると言うことをしませんでした。ミリタリーに興味があり、世間一般の若者に比べれば何倍もその方面への興味はあったはずですが、自分の中で日本の戦史や兵器への興味は、30代になってから深まってきた感があり、その頃には祖父はとっくに他界しており父に聞いてもやはり自分と五十歩百歩、歴史は戦争の勝者が記録すると言われますが、敗戦国とはいえもう少し自分の祖父母の若かりし頃について知りたいと言う思いは、最近になって益々強くなります。

祖父が20歳で徴兵されたとすると、昭和7年ごろ。時代は日華事変の初期にあたり、祖父が上海戦の話をしていたこともあり、今になって考えれば勝ち戦を経験し、対米戦が始まるころには満期除隊で在郷軍人になっていたようです。終戦前の根こそぎ動員で再召集されたそうですが、そのころには満足な輸送船が無く本土決戦に備えている最中の終戦、復員となったようです。同じ静岡34連隊でも、5歳ほど若い人たちは南方のガダルカナル、サイパンへ動員されていることを考えれば、巡り合わせとはいえ複雑な思いです。

先月、書店で地元新聞社から刊行された本書を手に取り、祖父の足跡と時代も場所もほぼ重なる柳田氏の記録を読んでみたくなり迷わず購入したのです。柳田氏は従軍カメラマンであったのと同時に、すぐれた文章家でもあり、読んでいて祖父が吸った空気、嗅いだ匂いを感じることが出来ました・・・。このような本を地元静岡県の中学生くらいで推薦図書にでもなれば、いくらかは日本も良くなるのではないかと思ったりします。歴史は連綿と続いています。自分たちのルーツを知り、今を考える視点が持てれば、未来への展望が開けると思うのは自分だけでしょうか?

私たちの㈱カマドは本日より45期が始まります。会社も人も世の中に必要とされる存在でなければ生き残れません。また、世の中には不要なものなど存在もしません。自分で自分の立ち位置を確認する、そして舵を切り進んで行く、人生も会社もそんな作業の繰り返しだと思います。己の立ち位置を測る基準をしっかり持ている人や会社、地域、そして国が世界から必要とされるのでしょうが、いまの自分、社員、日本人がどうなのか?とても気になるこの頃です。





プロフィール

小林@御殿場

Author:小林@御殿場
静岡県御殿場市在住
株式会社カマド
代表取締役です。

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カマド自動車公式HP

 

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