本物のチハ転輪やハ号転輪、九八式4トン牽引車の転輪などを運んで下さった「山治製網」さんと、そもそも転輪を秘蔵していた「長坂鉄工所」さんへ御礼と取材へ出かけて来ました。
![]() 第二東名を西へ向かい、三ヶ日ジャンクション経由で三ヶ日インターから「猪鼻湖」へ向かいます。 取材の前菜と言いますか、目的の一つである「四式戦車の眠る場所」を散策。 その後、待ち合わせ時間に遅れることもなく、豊橋某所へ。 取材の詳細は、歴史群像に掲載されるモリナガ・ヨウさんのコラムをお待ちいただくとして、次の写真は何かお判りになりますか? ![]() これは九七式戦車系列のV型12気筒空冷エンジンのスターターモーターです! 転輪と同じ場所に放置されていたので、劣化が酷いです。 しかし、本物ですよ!本物! 日本国内でも探せば、まだまだ出てくるような気がしますね・・・ 「こんなの欲しいの?」と聞かれ、即座に回収して参りました。 ということで、社長の小部屋コレクションにまた一つ珍品がラインナップされました。 10月に予定していた第二回一般公開は、スケジュールの調整がつかないので延期させて頂きますが、11月には開催したいと思ってます。そのときは展示しますので、お楽しみに! そして、最近のお気に入り「テキサス親父」さんの本日の動画はコチラに決定! いろんな意味で「日本人的」ですね(笑) |
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皆生温泉の朝はまったりとスタート。
米子市役所の旧館を利用した「米子郷土歴史館」を訪ねます。 ![]() ここでガイナックスさんの話が出て来る訳です。 「がいな」とは鳥取県の方言で「大きい」という意味だそうで、「ガイナックス」という社名の元になっているそうです。ということはガイナックスの関係者に鳥取県出身が居ると言うことでして、それも草創期の中核スタッフなのです。彼らが現在取り組むのは「米子映画事変」と称した映像作品でのまちおこし事業です。 その一環として、郷土の歴史を後世に伝えるプロジェクトとして、チハドーザーのジオラマ製作と関係者へのドキュメンタリー製作に関わっていたのです。 ![]() で、その企画展を丹羽さんと見学することに・・・ ![]() 撮影者が映りこんでいるのは、カメラの性能限界・・・ではなく撮影者の腕のせいであります。 このジオラマ本当に良く出来てます。製作者の苦労話はコチラから。 ![]() プラモデル文化になじみ無い、88歳の丹羽さんはジオラマそのもの出来栄えに驚きのご様子。 解説する吉祥寺の怪人さんも力が入ります。 こうして見ると、模型はしっかり文化になっていますね・・・ ![]() さて、お昼をどこで食べようかしらん? などと考えていると、米子市役所観光課の公用車が出現!?・・・痛いです。文字通り。 なんでも小林さんに見せたい物があるということで、ゴロっと出てきたのは旧日本軍の使用済み空薬莢。 それも12cm高射砲クラスの大物です。なんでもお爺様が畑から拾ってきたという逸品。防技-博物館に飾るネタになるなら進呈しますとの申し出に大感激! いや~、米子はいいところです。お魚も、お米も、水も、人情も・・・ ![]() そんなこんなで、観光課お勧めの中浦港で昼食。 「みなと丼」1100円也。 ![]() 米子空港にレンタカー返却に向かう前に一仕事。 昨晩の宴会中に仕込んだネタで、吉祥寺の怪人さんが何やら炎天下に草むらに分け入って行きます。 いったい何があるというのでしょうか?カメラも一緒に向かってみましょう(笑) ![]() はい、掩体壕です。 エンジンの付いていないモノには興味を示さない自分はクーラーの効いた車内で待機します。 しかし、丹羽さんも興味津々でお元気なことです。 そんなこんなで、2日目も無事終了。 米子空港出発フロアーで、梨ソフトクリームを食べて任務完了! 羽田到着、沼津丹羽宅経由で御殿場へ帰宅は21時を回った頃となりました。 しかし、初めての山陰の旅は満足度120%です。 北陸とも一味違う、江戸期300年の北前船が育んだ文化と人情に、すっかりヤラレタ社長なのです。 |
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早朝5時30分に御殿場を出発、沼津経由で一路羽田へ。
![]() 空路で一時間少々。やって参りました、米子鬼太郎空港は手荷物受け取りのターンテーブルに物の怪の気配が・・・(笑) 弊社のロングラン商品である「日本陸軍の戦車」に、恥ずかしながら執筆させていただいた戦車改造のブルドーザー記事があります。そのキッカケは今回ご同行させて頂いた丹羽次郎さんとの出会いから始まります。 丹羽さんは沼津市在住で、大正13年生まれの88歳! 昭和23年ごろに、大山の麓に入植された満州からの引き上げ開拓団の依頼で、戦車ブルドーザーを使っての開墾作業に従事されました。 今回の旅の始まりは「エバンゲリオン」で有名なアニメ製作会社のガイナックスさんです。 その顛末は2日目の日記に譲るとして、縁あって丹羽さんと共に六十数年ぶりに開拓の地に舞い降りました。 ![]() 予定の時間より少し早く到着したので、まずは開拓1世の顕彰碑へお参り。 亡くなられた開拓団の方々のお名前を辿りながら、丹羽さんの遠い記憶が交錯します。 ![]() そうこうする内に米子市役所観光課のO山さんが到着、香取開拓農協の田尾組合長を交えてお話が弾みます。 その後、近所での畑仕事を中断して開拓一世の大林さん(写真右端)も加わり、満州引き上げから、大山への入植、そして戦車ブルドーザーが登場する辺りまで、吉本新喜劇のような軽妙なトークで大笑いです。 ![]() 六十数年ぶりの邂逅で話は止まりませんが、当時の開拓本部と戦車改造ブルーザーの宿営地があった場所に移動します。現在の開拓農協さんから直線で500mほどのところですが、現在は整地された空き地になっており、当時を偲ぶようすがは裏を流れる谷川くらいです。当時は毎日の飲料水と風呂の水を谷川からくみ上げていたそうです。もちろん五右衛門風呂。 そんな話に盛り上がる丹羽さん(左)と大林さん(右)。 再会を約してお別れ。 ![]() 帰り道、自分が道に迷って遠回りしました。 しかし、偶然「大山口駅」にぶつかりました。ここは丹羽さんが戦後復興の希望と、若さゆえの不安を抱えて降り立った駅。そして一年半後には、2台の戦車ブルドーザーと共に次なる作業場所に旅立った駅でもあります。 夜のお宿は、丹羽さんが当時息抜きのためにスタッフ一同で何回か投宿したという皆生温泉へ。 米子市役所観光課のバイタリティーの塊O山さんお勧めのお店へ向かいます。 ![]() 日本海沿岸、境港を擁する米子は魚貝の宝庫。 静岡県民も魚に対する舌は肥えているので、北海道あたりでもめったに感動しないのですが、清水港近郊出身の吉祥寺の怪人さんも大絶賛。なにせ、ひかり魚にめっぽう弱い自分も刺身で上機嫌になるくらいです。 このボリュームで、お値段もびっくりするくらい安いのは、地元の隠れ家的なお店だからでしょうか? 米子観光協会万歳!!なのです。 ![]() 調子にのって、普段なら絶対にはしを付けないであろう「サバのシャブシャブ」にチャレンジ! お皿を持っているのは、米子市役所観光課ホープUくんです。 これがまたビールに合うんですよね~。 沼津生まれの生粋の浜っ子である丹羽さんも太鼓判。 来年の社員旅行は米子も良いなあ~と思う社長であります。 2日目へ続く!? |
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![]() 8月に開催した「社長の小部屋一般公開」の模様が、戦車専門月刊誌「PANZER」9月号に掲載されました。 硬派な専門記事の最後に、軟派な感じで掲載していただきまして申し訳ない感じです。 ![]() 集合写真は、取材記者にプレッシャーを掛けてしまった成果があり、見事に掲載されています。 写真に写っている皆さんは、立ち読みではなく、記念に一冊ご購入をお願いしますね! 世の中、持ちつ持たれつということで、宣伝広告?でした。 |
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