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2012年秋のシンポジウム開催報告

スタッフは朝8時に会場集合。天候にも恵まれ、準備は順調に進みます。
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会場に200人分の椅子を並べ、来賓をお迎えする準備など平行して進めます。
桜林美佐先生が10時過ぎに到着、開演直前には若林御殿場市長も来場され、打ち合わせの時間も取れました。

御殿場市議会議員様をはじめとするご来賓、御殿場市の企業主、自衛隊OB、一般の方々など会場は順調に席が埋まりました。主催者としてはこれで一安心ですが、司会進行は自分なのでここからがまさに「本番」です!
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ご来賓を代表して静岡県議議員池谷晴一先生にご挨拶を頂戴しました。
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引き続き、同じく静岡県議会議員和田篤夫先生にご挨拶を頂戴して、いよいよ講演会のスタートです。
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ここから桜林先生の紹介のところで原稿を読むのに噛みまくってしました・・・即興でしゃべるのは良いのですが、原稿を読み上げるのは苦手ですね・・・このあとは作戦変更して、原稿の流れを拾いながらアドリブトークで切り抜けました(笑)
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いよいよ桜林美佐先生の特別講演です。「誰も語らなかった防衛産業」をベースにして、産業技術継承と安全保障について判り易くお話して頂きました。やはりプロは違いますね。聴講者も聞き入って、ウンウンと頷いている方がいらっしゃったのが印象的でした。

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引きつづき第二部は、若林御殿場市長を迎えての意見交換会です。自分が進行役となり質問を投げ、お二人にご意見を伺う段取りです。若林市長から伊勢神宮の式年遷宮が20年に一度で、これは建設技術継承のためというお話が出て、まさに防衛装備品と同じで、示唆に富んでいると感心しました。桜林先生から防衛装備品についてコストや効率だけを考えた競争入札など安易な考えであり、問題も多いというお話もあり本当に納得であります。この辺については別の機会にじっくり語らせて頂きたいと思います。
若林御殿場市長もかなり踏み込んだお話までして頂き、当会としては心強く感じました。
来場からも「大成功だね!」と多数の声を頂戴し、ホっとしています。

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最後に「誰も語らなかった防衛産業」増補版の即売&サイン会を実施。

定刻10分オーバーで、一応予定通り終了することが出来ました。

ご来場いただきました全ての方々に、御礼申し上げます。
次回は、より具体的なご報告が出来るよう活動を続けて参ります。

防衛技術博物館を創る会2012年秋のシンポジウム終了

イベント 1
10月27日(土)に御殿場市民交流センター「ふじざくら」2階大広間にて、シンポジウムが開催されました。
特別講師に防衛ジャーナリストの桜林美佐さんをお迎えし、後半には若林御殿場市長にもご登壇頂き、御殿場だからこそ実現できる「防衛技術博物館」について対談して頂きました。

おかげさまで130名近いご来場者で、盛会の内に無事終了致しました。

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写真は桜林美佐さんを囲んで、ご来賓とスタッフとの昼食会の様子です。

ご来場頂いたみなさま、ボランティアスタッフの方々、本当にありがとうございました。
詳細は後日改めて報告させて頂きます。

レストア工房にて

NPO法人防衛技術博物館を創る会の賛助会員さんから頂戴した戦車。
といってもラジコンです(笑)
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1/10スケールということで、となりに立っている人と比べて大きさをご想像ください。
重さも50kgはあろうかという総金属性の陸上自衛隊61式戦車ですが、故障しており文字通り鉄の塊・・・。
まずは調子の悪いエンジンを、プロの農機具屋さんで修理して貰ったのですが、ギヤーボックスの不調でどうにもこうにもなりません。弊社レストア工房番頭が仕事の合間を見て、ネットで情報収集、ギヤーボックスの調整と修理を繰り返したところ、本日前進と左旋回のみ出来る様になりました!!
ここまで来れば後はなんとかなりそうですが、まだまだ時間は掛かりそうですね

海外ドイツ軍車輌情報

久しぶりにチェコからメールがあり、シュタイヤー1500のエンジンのオーバーホールに苦戦中とのこと。
V型8気筒空冷エンジンですから・・・いろんなモノがたくさん付いているですよね。
ちょっぴりメンテを想像してブルーな気分になりました。
ボディーの方は、リプロダクションボディーにオリジナルのサイドドアなど、当時の部品を出来るだけ多く使って仕上げているそうで、完成が楽しみです。

さて、最近はメッキリとWW2ドイツ軍車輌ネタが無いとお嘆きの貴兄に、売り物をご紹介します。

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ドイツ軍がこれに乗って登場するのは映画の中のお約束のオペル・ブリッツです。
フルレストア済みということです。日本に持ってきて車検を取ると800万円ほどでしょうか?
ユーロの為替動向次第ですが、1ユーロ≒100円ですと900万円は超えないと思います。お買い得だと思います。

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お次は是非とも「海洋堂」さんの88mm砲を引いて貰いたい8トンハーフトラックです。
後期型の貨物車仕様ですが、その分お安いかと思います。
価格は「真剣な購入者のみ対応する」ということなので聞いていませんが、マンションやらフェラーリなどが購入できる価格帯になっちゃいますかね?全くの想像ですが2千万円位じゃないでしょか?

さてさて、ユーロ圏は経済的に不安定になっているので、このところ変った売り物が多いです。
この機会に、紙幣や金ではなく「軍用車」に換金して資産を守るというのは如何でしょうか?(笑)

ドイツ軍車輌、輸入代行致しますのでお気軽にお問い合わせ下さい

全日本模型ホビーショー

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先週キックオフ会が開催された「猪鼻湖に眠る幻の戦車」調査プロジェクトの概要を、幕張メッセで発表しましょうという、ファインモールド鈴木社長のお言葉にホイホイと呼ばれて参りました。

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まずは気になる新製品。「73式小型トラック無反動砲搭載型」は、演習場周辺で見かけると通常のジープと違って得した気分になる一台でした。いつの間にやら、姿を見かけなくなり、現在では絶滅種・・・。戦車などと違い、駐屯地に飾られることもなく、鉄くずになってしまったのでしょうね。防衛技術博物館に飾りたかったなあ~。

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こちらは電撃発売にビックリの一台。退役して久しい60式APCですが、まだまだ展示されている駐屯地は多いので、なんとか博物館を間に合わせれば後世に残せる気がする車輌です。頑張らねば!!

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さてさて、13時より予定通りにスタートしたトークショーですが、御覧の通り50席ほどの会場は満員御礼。
著名人トークショーなんて書いてありますが、どこの馬の骨か判らんやつが、ファインモールドの社長と戦車の話をしていると言った感じです。

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実際のところは見知った顔も多く、興味津々といった面々が陣取る最前列から始まり、何で浜名湖に戦車が沈んでいるのか?NPO法人防衛技術博物館を創る会って何だ?という方々、ちょっと何かやっているから立ち止まってみた感じの方までいらっしゃるようで、話の進め方が難しかったです。

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そんなトークショーも中盤になると、戦車の神様が降臨されました(笑)
十数年前に行われた、一回目の調査はファインモールド社長とテレ朝の松井アナウンサーで行われたのですが、そのエピソードを説明した直後に松井さんが通りかかるという偶然!?
松井さんはマニアの間では有名な模型ファンですから、会場にいらっしゃることは自然なのですが、タイミングがあまりにも良いので、お客様は仕込みだと感じられたかもしれませんね。

後から考えると、おしゃべりのプロに飛び入りで参加してして戴くなんて失礼なことお願いしちゃったと反省しきりですが、やはりプロ。松井さんのトークが始まったとたんに足を止め、立ち見のお客様の人垣が出来ました。

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帰ろうとする松井さんをゲストとして半ば強制的に着座させ、最後まで盛りがった勢いでトークショーは終了。
結果オーライの大盛況でした(笑)

お集まり戴いた皆様、本当にありがとうございました。

そして強制参加にも関わらず、快くお話をして下さった松井さん、本当にありがとうございました。



会場には3時間ほどの滞在でしたが、田宮会長や宮脇センムともお会いできて、本当に濃い時間でした。
さてさて、この調子で超音波調査で湖底の戦車がくっきり確認できることを祈るばかりであります。

四万十川「海洋堂ホビー館」へ

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朝6時に出発して、遅めの昼ごはんを善通寺インター近くの讃岐うどん屋さんで食します。
うどん好きの妻も大満足の様子です。

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今回の旅行はいろいろ考えた末にマイカーでドライブ。明石大橋から鳴門海峡渡り四国に入りました。
高知県に入ると、太平洋に面した海岸は波も荒々しく異郷に来た感じが満載です。

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今回の旅の目的地は、昨年オープンした「海洋堂ホビー館」なのですが、噂には聞いておりましたが僻地です。
この先、画面中央左側へ伸びていく細い道を1kmほどで目的地ですが、観光バスは辿り着けませんと言う注意書きに納得でしょ?乗用車でも覚悟が必要ですよ、実際。

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やっとの思いで到着。
山間部の廃校になった小学校の跡地を活用した、こじんまりした可愛い博物館です。
戦車大好きな海洋堂の宮脇センムは、大阪府下に本社を構えておりますが、創業者である会長は四国四万十の出身ということで、このような辺鄙(失礼ながら公言していらっしゃるので)場所に縁があって、ミュージアムを構えることになったそうです。
小粒ですが、サービス精神満載のホビー館は楽しいです。頑張って行って見る価値はあります。たどり着くことが出来ればという前提ですが(笑)
バイクや車でなら問題ないですが、公共交通機関では難しそうな場所です。また、カーナビがあれば「信じて進め!」という感じの場所で、ロードマップ片手にという方は勇気を持って前進しないと辿りつけない気がします。
それくらい辺鄙な場所です。

3連休明けの平日の開館時間にも関わらず、何組か来館者もあり、地元の観光誘致、雇用創出にも貢献していること間違いないでしょう。

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高知県から愛媛県道後温泉に移動途中の宇和島に「紫電改」が展示されていることを思い出し、急遽立ち寄りました。零戦は21型、32型、52型と見たことはありましたが、やはりエンジン出力が倍ある「紫電改」は大きいというか、線が太いというのが第一印象です。出現時期も遅く、生産数も少なく、戦局に影響を与えることはなかったのですが、グラマンと互角に渡り合える戦闘機として実戦に投入されたという事実は語り継がれるべきです。
四国の端っこですが、日本国内で唯一形のある「紫電改」を見学できる、立ち寄りお勧めスポットですね。

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一昨年、手作り三号戦車を見学に行った際にはとんぼ返り故に果たせなかった、道後温泉に到着。
テレビでよく見る風景を散策。駅前では「坊ちゃん機関車」を眺めながら足湯を楽しむ。

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翌日は宿に車を預けたまま、路面電車で「坂の上の雲ミュージアム」へ。
路面電車の名板に「昭和28年製造」とありビックリする。自分は鉄っちゃんではないので、どうもこの辺がピンと来ないのだが、鉄道としては普通のことなんだろうね。車としたら、昭和28年製で営業運転って・・・それだけで話題になります。

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伊予松山を堪能して、帰路は「しまなみ海道」を経由して広島は尾道へ抜けます。

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尾道といえば、やっぱりラーメン!
オチはやっぱりこれか!?という感じですが、実は「東珍康」さんへ行くつもりが、まさかの定休日・・・
まさかも何も、調べてない自分がいけないのですがね(笑)
そこで気を取り直して、ググッてみましたところ「壱番館」さんというお店に白羽の矢が立ちました。
久しぶりの尾道ラーメンですが、この味ですよこの味。
濃厚な香りのスープに、固めの細麺が良く合います。

お腹もいっぱいになったところで、富士山の麓に向かって帰路に着きました。
二泊三日、走行距離2000km弱の旅でした。

「幻の戦車調査プロジェクト」始動!

まずは本日の様子を地元静岡新聞さんのweb版で・・・

なんとなく勢いでスタートした四式中戦車チト調査プロジェクト。
前回中断した「引き揚げる会」の活動休止から10年が経過しました。
ネット上では無責任な発言も散見されるが気掛かりです。
特に、前回の引き揚げる会の署名活動に関しては、具体的に引き揚げの検討や、地元との調整はなされていません。したがって「沈没戦車が魚礁化している」とか、「地元から反対の声が上がった」なんていうのは典型的な尾びれ背びれの類。実際には、沈没戦車の確認すら出来ていません。地元でも昭和30年代までチハは素潜りで見ていた人が居るようですが、四式チトに関して水没後は誰も見ていない可能性すらあるのです。

その辺も踏まえて、今回のプロジェクトは「湖底調査」というお題目なのです。

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三ヶ日町観光協会の後援の下、地元有志グループ「スマッペ」とNPO法人防衛技術博物館を創る会の呼びかけに20名ほどが参集。
地元TV局3社と、新聞社1社、専門雑誌2社が取材に駆けつけてくれました。
ファインモールド鈴木社長による四式中戦車チトの概要説明や、猪鼻湖の成り立ちや、なぜ沈没場所として選ばれたのかという考察があり、最後に今後の計画について話合いました。

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会議終了後、徒歩5分ほどの現場に移動します。
画面に映る扇状のエリアのどこかに戦車が沈んでいる筈です。

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「スマッペ」の中村会長を先頭に、当時の戦車の新入経路や水没作業の様子、そしてズバリ水没場所について想像を巡らします。
次回は地元古老からの聞き取り調査です。
その次は、湖畔のお宿でプラモデル合宿または、湖面からの超音波調査が先になるでしょうか?
いずれにしろ、熱くて忙しい冬になりそうです

写真提供H.Tamuraさん
プロフィール

小林@御殿場

Author:小林@御殿場
静岡県御殿場市在住
株式会社カマド
代表取締役です。

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防衛技術博物館を創る会

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