去る12月19日(水)に猪鼻湖にて念願のハイテク調査を実施致しました。
今回の助っ人は浜松市に本拠を構える株式会社フジヤマさんの社長以下総勢10名ほどのボランティア!! ありがたいお話です。 ![]() 今回活躍したのは超音波ソナー君 ![]() 最近の技術は凄いですね!左右調査幅は瀬戸橋近辺の100mくらいならカバー出来そうな感じです。 一航過で真下の死角(幅20メートルくらい?)以外はカバーできるので、10メートルづつくらい航跡をずらしながら200メートルくらいの瀬戸を何回か往復します。 最初の数往復で、旧瀬戸橋の南側で長さ4メートル幅2メートルほどの四角い人工物をキャッチ! 画面で確認すると間違いなくそれと判る人には九七式中戦車チハです。 砲塔の形状も57mm搭載であろうと判別できる程度の解像度でびっくり! 確認したのはタミヤさんの元設計者で九七式戦車の担当だったT氏と、ファインモールド鈴木社長ですから、まず間違いありません。ヘドロになんか埋まってませんよ!! しかし、この後が問題。 肝心の四式中戦車チトが見つかりません。 急斜面に頭からはまり込んでいると想定されるので、車体の大半は砂利や泥で埋没している可能性は前回の「突き突き大作戦」の手ごたえでも想定していました。 下の画面をご覧ください。 ![]() 画面中央下に「和船」または「ボート」の沈船がはっきり見えます。 大きさは10メートルほどと読み取れるので、四式中戦車の車体長7メートルを考慮すると何とか見えて欲しいのですが・・・ 矢印の先端部にある2メートル四方ほどの人工物が、前回の調査で金属音がしたあたりなのです。 これが車体後部になるのではというのが、ファインモールド鈴木社長の推測です。 ![]() プラモデルを片手に真剣に討論する、鈴木社長とスマッペ事務局中村さん。 とにかく、ハイテク機器のGPS機能により、幾つか見つかった人工物と思われる「物体」や沈船の位置は、株式会社フジヤマさんのご好意でデータ解析され、地図上にプロットされます。 この解析結果をもとに、年明け早々にはいよいよ水中カメラ撮影ということに・・・ 何がモニターに映し出されるのか?乞うご期待!なのです。 関連記事はコチラから。 |
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12月第二週は慌しく過ぎました。
まずは、委託物件のインターメカニカ製レプリカ「キューベルワーゲン」のネットオークションへの出品。 ![]() 売りはオリジナル同様の5穴ホイール装着車というところ。 1600ccの最終空冷ビートルの部品を流用したレプリカなので、通常は4穴ホイールが標準です。 1967年製造までのビンテージルックを求めるなら、やはり5穴ホイールは欠かせませんね。 このタイプはメーカーオプションで数台のみ作られましたので、雰囲気にこだわるマニア向けの一台です。 ![]() そして週中は仕事で人に会いに大阪へ。 日中に打ち合わせを終えて、夜は日本カーズ・コムの大堀社長と、はじめての「ふぐ料理」を食しました。 ![]() 大阪といえば「たこ焼き」&「お好み焼き」という定番メニューから、中年メニューへ(笑) あまり魚料理を食べない自分ですが、ふぐのコース料理にはドップリはまりました。 大堀社長!美味しい店でご馳走して頂きありがとうございました!! |
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今年最後の理事会を開催いたしました。
![]() 「秋のシンポジウム」以降の活動について、メンバーとご参集頂いたゲストにご説明することからスタート。 とくに11月から劇的に進行中の、浜名湖に沈む「四式中戦車」の調査プロジェクトについて時間を取って説明させて頂きました。地元の三ケ日町有志「スマッペ」の盛り上げに協力し、なんとか引き揚げの機運を高めたいと思います。 また、来年はいよいよ「場所」の選定と、地権者様への説明会を通じたご協力の取り付けに活動重点を置くことで理事会メンバーが一致し、具体化に向けてまた一歩を踏み出すことになります。 ![]() 会場の「ホテル御殿場館21」9階からは御殿場駅を眼下に東山と富士山の夜景が一望できます。 まだまだ具体的な動きは続きますが、会としての本年の活動はこれにて終了です。 |
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日の丸とチェコ国旗が仲良く並ぶデコレーション。
![]() 二日連続でお江戸に参りました本日は、チェコ共和国大使館のパーティー参加です。 カマド出版の「キュリアス」誌4号や、「ケッテンクラート解体新書」の中でチェコ共和国へのミリタリー紀行文を掲載してあったことが、御殿場市在住の日チェコ友好協会員さんの目に留まり、同行させてもうらうことに・・・。 ありがたいお話です。 しかし、チェコといえば「音楽」やボヘミアングラスなどの「工芸品」など、いわゆる芸術の香り漂うイメージがあるようで、来場された日本人客はその筋の方ばかり。 ここで「防衛技術博物館を創る会」のプレゼンをし、レシャニー軍事博物館と公式ルートを持ちたいとか、今後の収蔵品収集の便宜を図って貰いたいなどと説明するのはかなりの難事と思われます。 昭和58年から昭和62年まで駐チェコ日本大使を勤められた大鷹さんのご紹介で、カテリーナ大使とお話することに・・・いかん、柄にもなく緊張してきました!! ![]() まずは大使が女性であるということで、難航が予想されたのですが、「チェコ共和国は工業立国で、防衛装備品は主要輸出品のひとつであり、日本の方がそのことを知って居られるばかりではなく、博物館を通じて広く告知していただけるのは嬉しいです」と、当然ながら通訳を介しておっしゃって頂けました!! ええっ? なにかスムーズに滑り出した感じがしませんか? カテリーナ大使はすぐに秘書に何かお話されると、文化担当のマッツァ書記官が登場。 マッツァ書記官も女性ですが、欧米では軍事史や軍事学は一般教養ですから、すぐにお話をご理解され「出来るだけ早い時期に大使館にアポイント取ってお越しください」と、これは英語ですが自分でも聞き取れます(笑) ここは大切なところ!「ヂュクイ、バーム」(アリガトウゴザイマス)とチェコ語で返します!! ![]() なにやらトントン拍子に話が進み、調子に乗って大使と記念撮影 ![]() 大収穫のパーティーでした。 追記・大鷹さんの奥様である節子様は、現在の日チェコ友好協会の会長さんです。お話を伺っていて驚いたのですが、節子婦人は第二次大戦中スエーデン公使館つき駐在武官として赴任された小野寺信さんの次女だそうです。小野寺武官といえば、終戦和平工作のためにドイツ軍のワルター・シュレンベルグ少将と接触していたという話は有名。ヤルタ会談後に、ソ連が日ソ中立条約を破棄して、対日参戦するという貴重な情報を日本へ送ったことはNHK特集でも放送されたことがありましたね。 この辺でピンと来た方は自分と同じ「ジャック・ヒギンズ」や「佐々木譲」の小説のファンでしょう(笑) 目の前に突如として、小説の中でしか知らない歴史上の人物が現れたので、今でも夢を見ているよな妙な心持です・・・ |
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思い返せば高校生のときに創刊された「モデルグラフィックス」誌。
小林源文先生の戦場漫画の連載に惹かれて、学生時代の定期購読雑誌でした。 姉妹誌である戦車模型専門「アーマーモデリング」誌が創刊されると、書店で手に取ることも少なくなりました。 たまたま、先月号はタミヤMMシリーズ50周年特集号ということで、執筆者の「吉祥寺怪人」さんから頂戴してひさしぶりにじっくりと読み込んで居りました。 その次号予告に「ガールズ&パンツァー」と言う文字が・・・ まあ、いわゆる流行の萌え系という当方の苦手なジャンルですが、これが巷では流行しているとか!? ![]() そして先月末に予告どおり発売された「モデルグラフィックス」誌は、なんと発売と同時に売り切れ店続出!! 月刊雑誌としては異例の増刷が決まったとか!? 凄いことです! どれくらい凄いかと言えば、転職を決意していた編集者が「やっぱりこの仕事を一生続けよう」と決意するくらいです!いえ、誰か特定の人から聞いた話ではないです。例え話です、例え! でも、本当に作り手は最高に嬉しいことでしょう。 四式中戦車の調査で弊社の「日本陸軍の戦車」が売れているのかと思ってましたが、完全に違うようですね。 願わくば、一過性のムーブメントでは終わらずに、戦車に興味を持つ若者が増えて欲しいです。 で、我が家にも無事に今月号が転がっています。 なぜかと言うと、アニメを見た妻がネットで知って書店で買って来たそうで・・・ 曰く「御殿場の本屋では普通に売ってたけど」と。 いや、突っ込みどころは「そこ」ではなくて・・・ やはり流行モノは凄いなあ~と思うのでした。 |
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201212022009 |
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