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猪鼻湖畔「模型合宿」の巻

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またまた、やって来ました三ヶ日町。
もちろんお目当ては「みかん」ではなく「戦車」です(笑)

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まずは、最遠方は九州から集った模型ファンと、いつもの場所を散策。
四式中戦車が手を伸ばせば届くような至近に眠っていることを皆で実感し、この場所が見える湖畔のお宿「松島館」さんへチェックインします。

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皆でさっそく店開き。
やはり四式を作り始める人が多いですが、AFVなら何でもOKということで、現用自衛隊車両を作る人も居たりで、話は盛り上がります。

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持ち寄られた完成品の中で、個人的に気になったのは靖国神社に屋外展示されていたころの「九七式中戦車みたて号」、いや「慟哭のキャタピラ」号とでも言うべきでしょうか・・・
作者の気持ちが伝わってくる一台です。

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宴会には、地元まちおこし団体「スマッペ」の会長以下7名の方が駆けつけてくださり、大宴会に!!
時計の針が午前零時を回ったころにお開きになった宴会ですが・・・・
朝の6時に一風呂浴びて、なにやら声がするので宴会場を覗いてみると・・・
どうしたことでしょう、昨夜の風景がそのまま続いている人が若干3名(笑)
おまいらは大学生かっ!!、って突っ込みを入れたくなりますが、楽しく「朝まで生模型合宿」を堪能したようです。
徹夜で模型談義に花が咲くのも「大人の趣味」ならではということで・・・

「模型合宿」の様子は、地元「静岡新聞」で紹介してもらいました。

インターメカニカ・キューベルワーゲン48号車

キューベルワーゲンの高品質レプリカが中古で出ました。
実車についてはインターメカニカ社のHPをご覧ください。
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今回の物件は平成16年新規登録の48号車です。
車検は今年の8月まであり、走行距離は37970km。
事故歴はありませんが、右フロントフェンダーの板金塗装履歴があります。
4速マニュアルミッションの左ハンドル車となります。
クーラーは付いていません。
幌が交換時期を迎えています。

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この車の特徴は、オプションの4輪ディスクブレーキ化と共に、5穴ホイールキットを装着していることです。
クラシカルな雰囲気を醸し出すますね。

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エンジン周りはオイル漏れもなく、手入れが行き届いてます。
ただし、弱点であるドライブシャフトブーツはやはり切れており、車検までに交換が必要です。

完全現状渡しで210万円という希望価格で委託販売中です。
もちろん、別途整備、幌交換や全塗装もお見積もり致します。

YAHOOオークションにも出品しておりますので、ご検討はお早めに!
お車はカマド本社で預かっておりますので、下見&試乗は可能ですが、必ずご予約の上でお願いします。

M151A1の嫁ぎ先は・・・

本日朝方に電話が入り、陸送会社さんが夕方お引取りに来るとのこと。
あわててサイドカーテンや、フロントカバーを取り付けて、スペヤパーツを積み込みます。
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いよいよお別れとなるとちょっぴり寂しいので記念撮影。

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このM151はいろいろと勉強させて頂きました。
やはりマイナー車は情報が少なく、自分で触ってなんぼという所が多いです。
モノの本に書いてある、薀蓄が事実なのか否か?
やはり「見て、触って、乗って」みないと判りません。

今回ご購入して下さった方は、M151A2に乗っていらっしゃった方なので安心です。
きっと幸せな新婚生活が始まることでしょう

達者で暮らせよ~

小松@「のとや」さんへ

一泊二日のバス旅行。
御殿場ライオンズクラブと姉妹提携クラブである、石川県小松ライオンズクラブへのご訪問です。
朝の7時に御殿場を出発し、今年早くも5往復目の新東名高速で静岡を走り抜けて、愛知県から東海北陸道へ。
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お昼は世界遺産に登録された白川郷にて。
世界遺産登録されてから、除雪のペースも早いそうですが、そもそも雪が少ないそうで・・・
イメージと違う・・・
長靴を準備してしてきた超A型のメンバーは残念そうでしたが、革靴だけの典型的O型人間は快適にお散歩を楽しみました。
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小松のお宿に到着前に「勧進帳」でおなじみの「安宅の関」の安宅住吉神社にお参り。
「難関突破」というお守りが名物と言うことで、早速購入。
今年は突破しなければならない「難関」がたくさんありそうですが、これで一安心か?

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お宿は「のとや」さん。
例会は30分程で終了し、懇親会は3時間ほど(笑)
睡眠時間もやっぱり3時間くらい・・・
若女将は小松ライオンズメンバーだそうでして、接遇はばっちり◎二重丸◎
自分の場合には、「レッカー出動が無い!」と言うことで旅行に行ったら寝ることがご褒美!
ですが、普通の社長さんは「羽を伸ばせる!」ということで、夜も昼もとても元気です

このパワーはいったいどこから?

そんなこんなで、すっかりべた凪の日本海のようにバスの中で眠気が・・・
しかし、新入会員はなかなか寝かせてもらえません。
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帰路は福島県若狭経由で、越前ガニと日本海を堪能です。
食べたらやっぱり眠気が・・・
ここで、やっと諸先輩もお昼ねタイムに突入!

しかし、バスが愛知県に入るころには再び酒盛りが始まりました。


そんなこんなで、20時過ぎに御殿場へ帰ってくると、まさかの雪・・・
石川も福井も、暖かくてろくろく雪も無かったのに・・・

今年の御殿場は寒いですね

四式中戦車の潜水調査「第1.5回」!?

次回は2月以降と予告したにも関わらず、本日1月13日(日)に追加調査が実施されました。
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前回の2日目に潜水調査で自動車や、浮き桟橋のような構造物を発見した山本さんがリベンジを決行!

水温は7度。
オホーツクの流氷ダイビングと2度かそこらしか変わらん!と聞いてガクガクブルブル

前回の九七式または三式車体の発見経緯に学び、四式の入水経路を想定して2パターンの調査を実施。
長さ2mほどの鉄棒を湖底に突き刺しながら、3名のダイバーが2mほどの間隔で進みます。
その結果は・・・残念ながら手ごたえなし。

湖底の堆積泥土が2m以上あるので、問題はそれが3mなのか10mなのか?
今のところわからないと言うことです。

今回の調査で本当に第一章は終了です。
この結果を踏まえ、「スマッペ」事務局では泥土の中に沈没している想定の元、新たな探査機器の導入を調整中です。
また、位置特定済みの九七式チハ(あるいは三式チヌ)の車体と思われる鉄塊を、50cmほどの泥土から一部掘り出して撮影し、本当に戦車であるかを確認する方法も模索します。

2月の第二次調査までに、これらの機材や人員、関係部署への調整が間に合うかが腕の見せ所ですね。

さてさて、気合を入れて行きましょう!!

御殿場は今夜は雪予報だったりしますが・・・

四式中戦車に関する情報整理その2

2013年(平成25年)1月5日、6日、7日の3日間に渡る潜水調査のを立会人の立場でレポートします。
公式な報告は三ヶ日町まちおこし団体「スマッペ」さんのHPをご覧ください。

さて、12月19日に㈱フジヤマさんのご協力で作成された湖底図です。
フジヤマスマッペ
9箇所のナンバーが振られた「モノ」が何かしらの人工物と思しき、湖底の物体たちです。
4番と5番は目撃証言や、大平さんの証言からもウインザーキャリヤの残骸か、他の物体と想定されます。
本命は6番、8番、9番のあたりです。
一回目の「突き突き大作戦」で金属音がしたのが、このあたりなのです!

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5日(土)は初日と言うことで、湖底には四式チトが見えるはず!
と意気込んで潜水調査が始まりますが・・・
水深10m近辺の視程はわずかに2mほどで、1番、2番、3番は人工物ではなく、自然の岩盤であると判明。
お目当ての6番、8番、9番はキャンピングチェアー、バスタブ、ゴミ箱と判明・・・
悔しいのでダイバーさんに頼んでキャンピングチェアーを引き上げます!?
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初日の結果として、音響調査で確認された人工物は堆積土砂の上にあるもので、戦車のような重量物は土砂の下に潜り込んでいる可能性が指摘されました。

そして迎えた6日(日)の二日目は、念のために4番、5番を確認する作業からスタート。
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またゴミ箱かしらん?
と思ったら、4番は片側に3個ずつ転輪らしきモノがついた手ごろな大きさの物体を視認とのこと!
実は、ウインザーキャリアはカナダ製の車両で、製造は昭和19年(1944年)からという代物。
そもそも、ここに沈んでいるとすれば、四式中戦車よりも謎の車体となるので、沈んでいるのは初期のマレー半島からシンガポール戦で接収されたユニバーサルキャリア又はブレンガンキャリア辺りだろうと、ファインモールド鈴木社長と話してしたばかりなので、片側3個と言う転輪数に期待は高まります!!
しかし、昭和二十年代にウンザーキャリアは解体業者が回収したはずでは・・・
いやいや、目撃証言は当てにならんかも・・・
などと写真撮影中は陸のギャラリー連中は、勝手に盛り上がったのです。
撮影された写真を見て、現物判断できるのは鈴木社長と自分ぐらいなので、他の方々の羨望の眼差しとも、マニアは怖いよ~という冷たい視線を浴びながら検分すること数分。
どうやら車両ではありません。
個人的には「浮き桟橋」あるいは「生簀」のような漁具に見えます。
水深7m付近での泥が舞い上がる地形のため、当日3回の潜水調査で2日目は時間切れとなりました。

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7日(月)の調査最終日は、5番の確認からスタート。
これは、ひっくり返った自動車でした。
写真からも古い車種のようですが、詳細は堆積物のため不明。
終戦直後、戦車以外にも軍用自動車(連合軍からの分捕り品)をGHQの追求を恐れて投棄したという証言もあるので、これはこれで調査の必要はありますが、時間の制約もあるので本筋に戻ります。

本日は、初日の結果から想定される「戦車は堆積土砂の下にある」という仮定の下、3名のダイバーがそれぞれに2m程の鉄棒を持って湖底を突く作戦です。
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しかし、闇雲に突くのではなく、湖岸から5mほどで水深が3mくらいの場所から一気に急傾斜で水深10mくらいに落ち込んだあたりに戦車が突っ込んでいるという想定で、3名が横に展開して2m間隔に突いていく作戦です。
そもそも「渡し舟から見えた」とか「橋の上から見えた」という証言から、一番怪しい場所からスタート。
すると、しばらく移動していた空気の泡があるポイントから5分度動かなくなりました。
そして水面に3名が上がって来て「何か湖底の泥の中30cmくらいのところに大きな鉄の塊がある!」とい声が!!

ダイバーさんの証言を元に想像、いや、妄想するとこんな感じです。
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浜辺から緩やかに数メートル進んだ戦車は、崖のような急斜面をすべる様に落ち込み、横向きで停止。
その上に30cmから50cmほど土砂が堆積しているという感じ。

戦車の砲塔がありませんが、これは当時の目撃談でチト以外に砲塔のない戦車が沈められたというものがあり、当初はユニバーサルキャリアのことを言っていると思われたのですが、そうではないという新説に基づきます。

四式中戦車の相模原~御殿場の富士演習場への走行試験には三式中戦車への四式中戦車砲塔の積み替え搭載試験が
含まれていました。試験後に御殿場から豊橋まで鉄道輸送により2台一緒に行動している記録が残っています。状況証拠から想定すると、もう一台の戦車は砲塔なしの三式中戦車と考えるほうが自然です。
部隊に数多くあった九七式中戦車チハを、なぜ一台だけ沈めたか?
特別な改造をした車両だったと言われていましたが、実態は謎でした。
しかし、試験車両の改造三式車体だったとすれば合点が行きます。

そうなると発見した九七式中戦車チハは、三式中戦車チヌの車体なのかもしれません!!

いずれにしろ、発見場所の湖底に目印のポールを打ち込んで、第一回目の潜水調査は終了。
手がかりの見つからない四式中戦車チトについても、今後調査を継続するだけの盛り上がりがあります。
地元新聞、TVなどで今回の調査は取り上げられました。
戦車マニアや模型マニアではない、普通の方々が興味を持ってくれたことが大きいです。

2月以降に「スマッペ」さんの次なる動きに期待しましょう。

四式中戦車に関する情報整理

情報が錯綜しているので、ここで交通整理を試みます。
長くなりますよ(笑)

まずは、そもそも1999年1月(平成11年)に元戦車第8旅団所属の大平さんが、中日新聞さんに四式中戦車のことを語ったことが発端。
当時、月刊アーマーモデリング誌を通じて、ファインモールド鈴木社長が「引き上げる会」を立ち上げ、三ケ日町に署名を提出することで第一ラウンドは終了。
鈴木社長によれば、第一ラウンドの現地調査は一日のみで、残念ながら場所の特定はされておらず、もちろん目視や撮影も出来ませんでした。したがって、一部ネットなどで囁かれる「魚礁となっていたために漁協が反対して引き上げられなかった」なんて話は、典型的な背びれ尾びれの類で事実無根。
月刊「丸」誌上で、大平さんへの聞き取り記事も掲載され、終戦前後の四式中戦車の足取りが判明したのもこの時でした。
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今回の第二ラウンドは2012年4月(平成24年)に、元タミヤ模型のT氏の仲介で自分が三ケ日町まちおこし団体スマッペの中村事務局長に接触したことから始まりました。
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そもそも、第一ラウンドの署名活動や、模型マニアの盛り上がりは一般人には認知すらされておらず、中村事務局長も当時の様子をまったく知らないと頭を傾げておりました。要するに、一部マニアが騒ごうが、さっぱり認知度はなかったという残念な結果確認になった次第。
それならば、まちおこしや郷土史の発掘調査ということで、アプローチ角度を変えてみましょうということで第二ラウンドはスタートしたのです。
なぜ、四式中戦車と九七式中戦車とウインザーキャリアの3台が、瀬戸に沈められたのか?
どのような時代背景とドラマがあったのか?
昭和二十年代後半にスクラップ業者が回収したというウインザーキャリアはどこにあったのか?
そして、本当に現在も2台の戦車は湖底に眠っているのか?

浜名湖の水が一番澄み渡ると言う1月から2月に掛けて実地調査をするということで、計画はスタートします。
7月にはスマッペのまちおこし事業が、浜松市の助成事業に認定され、地元では俄かに注目度が高まります。
そして、10月のキックオフ会を迎えます。

ここからはスマッペ公式HPに詳しいです。
11月25日第一回フィールド調査
12月19日第二回フィールド調査

この結果を元にいよいよ1月5~7日の3日間に渡る潜水調査が実施されました。
その様子は章を改めます。

四式中戦車の調査

何かと慌しいので、詳細はスマッペさんのサイトからどうぞ・・・

それから、1月26日(土)~27日(日)に模型合宿も募集中です!
詳細は静岡クリエイトさんのサイトからどうぞ!

今回の3日間に渡る潜水調査の報告は模型合宿で聞けますよ!
模型を作ったり、完成品の出来栄えを競う合宿ではありません。
お気軽に雑談気分で申し込みください♪

あけましておめでとうございます。

元旦の朝の富士山でございます。
穏やかなお正月を迎え、レッカー出動も無く、ゆっくりと工場内を見回って、お供え餅を並べたりとゆったりた元旦であります。
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結構な確率で、レッカー車の車窓から初日の出を眺めたりするわけですから、今日は本当に有り難いです。

さて、今週末というか来週に迫った「幻の戦車」と言われる四式中戦車の水中撮影。
振り返れば昨年は、四式中戦車に始まり、四式中戦車に終わった一年でした。
あまりの進捗の速さに、その他の戦車のことが疎かになったり・・・しないところが自分でも怖いですね(笑)

タイ王国の九五式については、本年春以降に仕切りなおして、里帰り実現のために動きます。
九五式と言えば、もう一つ面白いお話がありますが、これは近いうちに・・・
海外からの里帰りや、戦車の輸入に関しては、経産省や税関との遣り取りも整って来た感があります。
そのため、旧軍戦車の里帰り実現に先駆けて、米軍供与の車両や旧ソ連製の車両などが先に入手できる可能性も出てきました。こちらも博物館にとって、重要な収蔵物であることを御殿場市サイドの担当者に年末にご説明して参りましたが、実際に輸入できるようになるかは、やはり前例がないのでやってみないと判りません。

自衛隊の車両の払い下げについては、その実現のために保管場所の物色を開始しております。
こちらも全体の流れは出来つつあるのですが、前例の無いこと故にどうもペースがつかめませんが、手ごたえは十分にあります。

今年はいよいよ実現への最終アプローチの年ということで、協賛団体、企業、個人さまに出来る範囲での金銭的なバックアップもお願いして回るつもりです。皆さん居留守使ったりしないでくださいね(笑)

一件、一件のご協力は僅かでも、それらが積みあがって、九五式軽戦車の里帰りや、M41ウォーカーブルドック、M3ハーフトラックなどの車両が御殿場の地で見られるようになるかもしれません。

まずは、一般賛助会員を増員が欠かせません!

ご入会がまだの方は以下のサイトから、案内を取り寄せて、ご入会をお願い致します。
http://www1.ocn.ne.jp/~npo-dtm/sub4.html

こんな感じで今年も仕事に、そして戦車に賭ける熱い一年になりそうです。
本年も旧年変わらぬ、お付き合いの程よろしくお願い致します。
プロフィール

小林@御殿場

Author:小林@御殿場
静岡県御殿場市在住
株式会社カマド
代表取締役です。

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