ケッテンクラートのタコメーター


モデラーズフリマに合わせて組み付けた実物タコメーターですが、実は作動していません・・・

リプロのメーターも、今回の実物もメーター本体の入力方向は時計回りなのですが、エンジンからのケーブルの回転は反時計回り・・・これではメーターは動きません。現在一般的にはメーターケーブルは反時計回りなので、メーター自体が不良なのかと疑ったりしましたが、リプロ、オリジナルとも回転方が同じなので、ここはエンジンからの出力に問題があると判断。上記2枚の写真をヨーロッパの業者に送って、判断を仰ぎます。

すると、送られてきた写真には次のようなメッセージが・・・「回転の取り出しギヤーの取り付けが上下反対だよ!あなたが付けている現状はバツ」

そして、カムシャフトに対して上下を入れ替えることによって、出力の回転は左右どちらでも選べるという写真がコチラ。さすが、汎用エンジン・・・いろいろ考えて作られているようです。

そしてご丁寧に「正解はこのように取りつける。」と正しい取り付け例を送ってくれました。まあ、入手時にメーターが欠品していて、ケーブルも付いていなかったので、取り付けが逆になっているなんて思いもしませんでした。
さて、これでタコメーターが作動するぞ!っと、エンジンを始動しようとしたところ・・・掛かりません!!点火系がダメになったようで、プラグに火が飛んでいません。2年前のレストア時にプラグは交換しましたが、プラグコード、デュスキャップ、ローター、ポイントなどは触ってませんので、今回の修理騒ぎでゴソゴソ触っていたので、ご臨終した様子。さて、点火系の部品を注文することに致しましょう。