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初めてのロンドン市内散策♪

今回の旅行の最後の関門は帰国便搭乗の72時間前のPCR検査で陰性証明を貰うことでした。

現在、日本から英国への渡航制限はなく、正確に言えば英国の出入りは原則制限なし。要するに日本に向かう人だけがPCR検査を受けるということで、しかもその書式に指定があり、検査を受けられる場所に限りがあるとの情報。さらに、検査場は需要が日々減少しているのでどんどん閉鎖されているとのこと・・・

そこで、今回は旅程の最終日を予備日として、フライト2日前に空港周辺でPCR検査を受けることにしました。万が一、その検査場が閉鎖されていてもトロンドン市内の別の検査場所へ行くことが出来るように、念のために一日予備日を作ったのです。

そうやってしっかり準備をしていれば神様はご褒美をくださいます。三人のチーム「Oops daisys」は三人とも陰性証明を無事取得できたので、最終日予備日はロンドン市内観光へ向かうことになりました。

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ヒースロー空港からロンドン市内へ向かう鉄道経路は3つ。一番早いのはエクスプレスラインで15分でバディントン駅に到着しますが、お一人様5000円弱というお値段。一番安い地下鉄だと1000円弱ですからその差は歴然ですが、時間も小一時間掛かるとの事。その隙間をつく通常路線が2022年5月に開通したエリザベスラインという通常鉄道。こちらはお一人様1600円程で30分弱でパディントン駅に到着するとのことなので今回利用してみました。

パディントン駅は欧州のターミナルステーションぽくてカッコよいです。どの辺が欧州ぽいかといえば、メーテルと鉄郎が歩いていそうな感じという程度ですヽ(^o^)丿

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そしてもう一つ欧州っぽいのは地下鉄のエスカレーター。クールな感じで延々と直線で地下深くに入る感じです。
これに比べると東京の地下鉄って芸術的に立体造形のような構造ですよね。方向感覚失いそうになりますもん。

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地下鉄に乗ってロンドン中心部へ向かいます。途中見覚えのあるシルエットに目を向ければ「ベーカーストリート」!?
NHKのシャーロクホームズの冒険という連続ドラマにハマっていた自分は途中下車したい衝動に駆られますが、同行者の手前平静を装って目的地に向かいます・・・次回は絶対に立ち寄りたいと思ったことは言うまでもありません。

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第一目的地の「帝国戦争博物館」に到着!大学生のころから行きたいと思っていた博物館のひとつで、やっと夢が叶いました♪

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入場無料ということで、ドネーション箱へ10ポンド紙幣を投げ込んで、勢い込んで(というのは気持ちだけで、実際にはゆっくりと)エントランスに突入!目の前に「桜花」が現れます!?
何か違和感があったので、ちょっと調べてみたところ、以前はこのポジション「V1ロケット」だったのです。初めて見る実機の「桜花」は航空機としては当たり前ですが、しっかりと各所が作られており、特攻機とはいえ決して粗製乱造の類ではない機体です。靖国神社で実物大模型を目にしているのでサイズ感は想像通りなのですが、やはり実機からの情報量は凄くて圧倒されます。博物館の博物館たる所以ですね。

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本館見学後は、昼食がてらテムズ河畔に移動して午後のメインイベントである巡洋艦「ベルファルスト」を見学します。

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乗艦は後部デッキ左舷からとなり、横須賀の三笠と同じなのですが、これってルールがあるのかな?教えて偉い人ヽ(^o^)丿
艦後方にはタワーブリッジが望めます。ちょうどゲートが跳ね上がるとの艦内放送があり、上手い事写真に収めることが出来ました。ちなみに「ロンドン橋落ちた♪~」でおなじみのロンドンブリッジは艦首方向にある別の橋です。多くの日本人は同じ橋だと勘違いしているそうなのですが、自分も今回Googlemapで散策ルート調べた際に自分も初めて知りました!?ビックリですね('ω')ノ

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露天艦橋から艦首を望む。三本砲身は男のロマンが詰まっています。

記念館ミズーリを見学した際の印象と比べるのもどうかと思いますが、英国的な実用本位のそっけない造形と、同じく実用本位の機能美が創り出す機械としての魅力がありました。ミズーリクラスの戦艦の圧倒的な重量感に比べて、軽巡洋艦は第二次大戦の重戦車が水に浮いている感じですね。装甲の厚さがおんなじ感じです。

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砲塔内部の6インチ砲尾部分。ターレットの内側部を有効活用するために三連装の中央砲は少し後方にオフセットされていました。これは優れた設計ですね。艦船の主砲は完全自動装填なので、戦車というより自走砲に近いですね(否、最近の自走砲が艦船化しているのかな?)。戦闘時に配置される場所としては閉所恐怖ぎみな自分は無理!というか、機関室でももっと無理、結局のところ全部無理ということで、記念艦見学が一番向いている感じですね。平和は尊いです。はい。

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砲塔の地下一階、アメリカ風ならB1階、イギリス風ならマイナス1階にある主砲弾装弾フロアー。
装弾筒がいっぱいあるのは、主砲弾装弾筒とは別経路で、さらに下の階層から装薬(火薬)が送られるからです。メカメカしいので、アナログメカマニアとしてはずっと眺めていたい風景ですが、ハッチが開いていていつでも自由に出入り出来る前提でのお話です。

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要所要所にいらっしゃるガードマンさん(博物館スタッフ)に声を掛け、はるばる日本から来たと伝えると「この船はドイツをやっつけた後に、日本本土上陸作戦準備中に終戦を迎えたからあなたのお爺さんとは戦っていないよ。でもね、朝鮮戦争に行ったから日本にはいろいろな所に寄港したんだ」といって、各所を案内してくれました。しまいには、記念写真まで撮ってくれまして恐縮至極でありました。

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同行カメラマン氏のリクエストで立ち寄った「ビックベン」が一番ロンドンに来たと実感した場所となりました。
ロンドンバスにも乗りたかったけど、今回は時間切れのために断念。このあとバッキンガム宮殿を眺めながら、ピカデリーサーカスまで歩いて、サビルロー通りを抜けてパディントン駅に戻りました。

充実したロンドン市内観光で、無事に9日間の英国の旅は終了です。



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小林@御殿場

Author:小林@御殿場
静岡県御殿場市在住
株式会社カマド
代表取締役です。

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