
見る人が見ればドイツ軍の三号戦車の足回りだとすぐにピンと来ますね!?
さらに、最近話題になった某テレビ番組で紹介された、あの戦車だとピンと来る方も多いはず(笑)
本日は月刊「アーマーモデリング」のローガン梅本さんと、ファインモールド社の鈴木社長と共に、取材を兼ねて見学させて頂きました。

履帯(キャタピラ)一枚から鋳造で作ったという、構想から完成まで10年という大作です!
それでは早速動かして頂きましょう!!
農業用運搬機のエンジンと駆動系を流用し、スターターモーターも付いているのに、1/2.4スケールのクランク棒で実車同様にエンジン始動できるあたりに只者でない「何か」を感じます。
閑静な住宅街のガレージに不似合いな戦車・・・
失礼ながら、工房のような場所は見当たらないので、製作はどこかと伺うと「友人の機械加工工場の一角を2年ほど借りました」と言うことで納得・・・って、待てよ、10年かかって作ったと仰いませんでしたっけ?
と聞き返すと、「履帯鋳造や、転輪の鋳造は自宅の和室でやりました」と・・・
では御覧ください!!

畳をめくり、床板をはがすと・・・

ここは忍者屋敷か!?

出てくる、出てくる、ボール盤から始まり、履帯の鋳型、転輪の鋳型やバーナーなど・・・
金型、金属加工ということではエキスパートのファインモールド社鈴木社長と、加工温度、材質など濃い~話で盛り上がります!!

製作者のOさんは自分と同世代で、やはりタミヤのプラモデルから始まり、ついにここまで来ちゃったそうです。
お仕事は重機メーカー○マツのサービスマンということで、トーションバーサスペンションまで拘った作りも納得。

次回作の構想があり、どなたか大切にしてくれる方に、この三号戦車を譲りたいとのこと。
条件は、屋根付きガレージで床は舗装されている保管場所があること。動かし続ける熱意があることです。
価格は決してお安くありませんが、1/6スケールのFRP製のラジコンが100万円を超えることを思えば、一品物のハンドメイドがこの値段ならお安いかと・・・
本気でご興味のある方はお問い合わせ下さい。仲介いたします。