タイ国の九五式軽戦車
もう8年前になりますが、小林源文先生ご一行と共にタイ国に旧日本軍の九五式軽戦車の体験搭乗に行ったときの写真を、同行した友人であり、防衛技術博物館を創る会の会員であるS君から今更ながら頂戴しました。
現在製作中の、会報第一号に記事として掲載するので、写真を送ってもらったのです。

この戦車は、エンジンは戦後の日産トラックのモノに交換されてしまっているために、排気管の位置がオリジナルと比べて左右反転しているなど、現地での改造が多数あります。
しかし、「生きている」=「走る」旧日本戦車は世界中探しても片手で数えるほどしか現存しませんので、大変貴重な個体なのです。

第二次大戦当時、タイ国は日本から戦車や戦闘機を輸入して、戦後も暫くの間は使用していました。親日国です。メイドイン・ジャパンというブランドは戦後日本の家電製品と自動車が作り上げる訳ですが、その下地として同じアジア民族が国産で戦車や戦闘機を作ったんだという共感が、タイ国などの親日国にあったと言われます。
そのような時代背景を考えると、異国の空で今も大切にされている九五式戦車が誇らしく思えるのでした。
現在製作中の、会報第一号に記事として掲載するので、写真を送ってもらったのです。

この戦車は、エンジンは戦後の日産トラックのモノに交換されてしまっているために、排気管の位置がオリジナルと比べて左右反転しているなど、現地での改造が多数あります。
しかし、「生きている」=「走る」旧日本戦車は世界中探しても片手で数えるほどしか現存しませんので、大変貴重な個体なのです。

第二次大戦当時、タイ国は日本から戦車や戦闘機を輸入して、戦後も暫くの間は使用していました。親日国です。メイドイン・ジャパンというブランドは戦後日本の家電製品と自動車が作り上げる訳ですが、その下地として同じアジア民族が国産で戦車や戦闘機を作ったんだという共感が、タイ国などの親日国にあったと言われます。
そのような時代背景を考えると、異国の空で今も大切にされている九五式戦車が誇らしく思えるのでした。
コメントの投稿
こんにちは、最近零戦に付いて書かれた本を読む機会があり、今日の日本の経済発展の基礎は横須賀製鉄所から始まり、そこから生まれた日本の工業技術と、時代を通じて物作りに対する日本人の真摯な姿勢は、今の日本の経済発展の礎となった、世界に誇れる物なのだと改めて感じました
富士学校を初めて訪れた際、装甲車や戦車が普通に展示されていて驚きましたが、世界に誇れる技術力を保存して行く意味で、防衛博物館はその色々な意味立地条件から、御殿場が相応しい場所だと改めて思います
富士開校祭では資料館で広報のお手伝いをしてました
富士学校を初めて訪れた際、装甲車や戦車が普通に展示されていて驚きましたが、世界に誇れる技術力を保存して行く意味で、防衛博物館はその色々な意味立地条件から、御殿場が相応しい場所だと改めて思います
富士開校祭では資料館で広報のお手伝いをしてました
お役に立てたようで・・・
懐かしいですね。あの時写真をCDに焼いて保存していたんですが、危うくデータが劣化で取り出せなくなるところでした。バックアップは大事です。
日付が痛々しく残っているのが残念ですwなんであんな設定してたんだろう?
当時、旧軍戦車、しかも軽戦車なんて大したことないだろうとタカをくくっていたのですが
実物を見てその認識を大いに改める事になりました。
設計思想、用兵思想は別にして、工業製品としての出来は当時の先進国と引けを取らない物であった事が実物を見れば一目瞭然でした。
工業製品を当時のまま保存する意味は、その時代の工業レベル、社会情勢などを推察する上で非常に重要と思い知る体験でした。
日付が痛々しく残っているのが残念ですwなんであんな設定してたんだろう?
当時、旧軍戦車、しかも軽戦車なんて大したことないだろうとタカをくくっていたのですが
実物を見てその認識を大いに改める事になりました。
設計思想、用兵思想は別にして、工業製品としての出来は当時の先進国と引けを取らない物であった事が実物を見れば一目瞭然でした。
工業製品を当時のまま保存する意味は、その時代の工業レベル、社会情勢などを推察する上で非常に重要と思い知る体験でした。
>K子様
資料館にも寄りましたが、あまりの混雑に早々に引き揚げてしまいました。
富士学校の展示車輌もせめて上屋根だけでも・・・と、思います。
資料館にも寄りましたが、あまりの混雑に早々に引き揚げてしまいました。
富士学校の展示車輌もせめて上屋根だけでも・・・と、思います。
>すえつぐ様
お役に立ちます、立ちます。お陰で会報が出来たぜえ!と喜んでおります。
改めて写真を見ると、生きた機械のオーラが眩しいですね。一品仕上げの工芸品のようです。
お役に立ちます、立ちます。お陰で会報が出来たぜえ!と喜んでおります。
改めて写真を見ると、生きた機械のオーラが眩しいですね。一品仕上げの工芸品のようです。