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中華製「九五式軽戦車」

最近facebookで九五式軽戦車のネタばかり書いているので、写真を整理していたら出て来ました。
昨年の夏に、愛知県の某プラモデルメーカーのS社長が輸入しようとして断念した一台です。
画像 246
パッと見て「本物」に見えちゃうところは、角川映画の「61式戦車」と並ぶ仕上がりです。
キャタピラも一枚一枚、鋳造で製作したそうで、S社長が中国は成都まですっ飛んで行き撮影してきた貴重な写真です!今回、許可を得て掲載しております。
画像 243
内部メカは耕運機のモノをそのまま流用しています。
ペダルやシートなど、もう少し「それっぽく」作れないかな?というのは欲張りでしょうか?
右奥の壁面はベニア板ですが、その裏側は・・・
画像 250
耕運機のベルト駆動の動力伝達装置が・・・(涙
画像 237
エンジンに至っては、水冷ヘッドというのでしょうか?
昔、爺ちゃんが使ってた耕運機と同じです。ペットボトルなんて気の利いたモノが無かった30年以上前、薬缶を片手に耕運機を始動していた姿がよみがえります。
波平さんの一本髪のようなモノが水レベルゲージ、ここ下の四角いところから給水します。エンジンが温まるとここから湯気がモヤモヤと立ち昇るわけで、何かゆるい感じが良いかも(笑)

外見は、本物と見間違えるくらいですが、反して中身のメカには触手が動きません。
せめてブルドーザーのディーゼルエンジンで、プロペラシャフトを使った駆動系ならば・・・
角川の61式は実車同様に空冷ディーゼルを搭載したそうです。砲塔内部もそれっぽく作ってあったし、映画撮影用の張りぼてと言っても、動かす方がその気になるような「コダワリ」が欲しいですよね!!
やはり中華製は外見コピーまでが限界ということでしょうか?

しかし、これの輸入が成功していたら「中身を全て、カマドで国産エンジンに入れ替えてイベントで走らせよう」とS社長が仰っていたので、本当に残念です。一度は見たいのですよ。

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チェコや中国はレストアやコピーするのに大変良い環境にあるのですね、中国には実物の日本軍兵器が数多く残されていますので複製を作るにも楽でしょうね。羨ましい限りです。(笑)

外観だけは

確かに立派な出来ですよねぇ・・・。
駆動系と中の骨組みは「中華」なクオリティがプンプンします。
しかし、これが安価で作れる所は中華の強みかと・・・(日本でこれを作れば予算だけでも恐ろしい事になると思います)

こうなったら社長の小部屋で作っちゃうとか!?

>リエナクターズギア様
チェコは実際おっしゃる通りですね。中国に関しては・・・S社長から聞い話ですが、実際に現物が近くにあるのだから見れば良いのに、見に行って無いそうです!?現地で中華九五式を見て一発で判ったそうですが、なぜならFM社の1/35プラモデルを35倍にして作ってあるそうで、図面を引いたS社長ならではの慧眼(笑)

>愛国●艦隊様

キャタピラは枚数があるので、単価が数千円でも200枚とか作るとすぐに150万円とかになっちゃうのです。それを考えると、中華製を入手して外見だけ利用してエンジン&駆動系は国産品に入れ替えるという、まるで電動エアーガンと変らない使い方がベストかと思います。
プロフィール

小林@御殿場

Author:小林@御殿場
静岡県御殿場市在住
株式会社カマド
代表取締役です。

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