MVTFのおもひで・・・

はい、この写真で車種が特定出来る人いますか~?
と聞いて、このブログを読んでる人は5割くらいの確率で正解しちゃいそうだから、面白くもおかしくもありません。
はい、正解はコチラ!Sd.Kfz 222です。
ちなみに、英語では「エスディーケーエフジー、ツウハンドレッドツエニーツー」と呼ぶそうです。けして「スダコフツ」などとは言いません(笑)

世界中を探しても、オリジナルエンジンで自走するまでレストアされた個体って本当に少ない車両です。
偵察が主任務である、使い易い大きさと相まって、前線での消耗が激しかったのでしょう。また、トラックやジープと違って戦後の民需も無かったこともあり、生き残るための条件も過酷なものでした。博物館でも滅多に見かけません。

ボディー形は近代的ですが。フレームや装甲装置は装甲防御されていない、第一次大戦型の装甲車のコンセプトです。しかし、専用設計のシャーシは4WD&4WSを備え、耐弾性を考慮した傾斜した装甲版は近代的なフォルムを生み出しています。タミヤのプラモデルでも手にした覚えのある方は多い車両ですね。
対装甲、対空の両用に使用できる2cm機関砲が頼もしいですが・・・内部は「狭い」の一言に尽きます。
実際に車内から砲塔への行き来は絶望的。砲塔への出入りは戦車のように上面からとなります。
砲手席から車内に入ろうとして、上着の肩口をざっくり切ったのは秘密です(笑)
内部のレイアウトは動画の方が判り易いと思うので、以下からどうぞ!