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写真が届きました!

「くろがね四起」関係の最初期にして、最良の資料である影山 夙(カゲヤマ ハヤシ)著「走れ!四輪駆動車」昭和52年刊に使用された写真一式を、NPO法人防衛技術博物館を創る会理事の日向さんが入手されました。
IMG_4956.jpg
「くろがね四起」といえば五十嵐平達氏の著作も有名ですが、写真の出所は影山氏ということらしいです。お二方とも鬼籍に入られており、直接お話をお伺いすることは適いませんが、日向理事が先週末に影山夫人との面談の末に「博物館にレストア車両と一緒に展示してください。」ということになり、資料一式を譲り受けました。

印刷物とは違い、鮮明な原版から読み取れる情報を元にして、レストア作業の準備に取り掛かれます♪

また、川崎市在住の賛助会員さまから寄せられた、大阪市立大学の坂上茂樹先生の先月発表された論文「日本内燃機“くろがね”軍用車両史」が、数値など詳細な部分の決定打と言えますので、ご一読お勧めです。Webサイトからダウンロードできます。
この論文の凄みは、各年型の生産台数とシャーシ番号が表記されていることです。
その表から、リヤデファレンシャルケースの生産年度による形状変更の時期が判り、手元にある「くろがね四起」は1938年型ということになります。初期型の最終生産型に当たる昭和13年8月~昭和14年9月に製造された、フレーム番号2376~4045の1669台中の一台となります。影山氏の分類による「3型」にあたるタイプで、一番生産台数が多かった型式の生き残りということになります。

*リヤショックアブソーバーの変更時期と、後期型への変更時期が各資料で整合性が無く、上記生産年度は自分の独自解釈です。

このタイミングで情報が洪水のように押し寄せるのか?あるいは、自分が情報を呼び集めているのか?
いずれしにろ、手探り状態でスタートした半年前が嘘のようです。

念ずれば通ず・・・でしょうか?

クラウドファンドREADYFOR?さんでのレストア資金&記録映像作製資金募集も、余すところ一ヶ月を切りました
こちらも情報拡散と、ご協力をお願い致します。

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Old-timer(オールド・タイマー)でも、

Old-timer(オールド・タイマー) No.78 (2004年10月) 八重洲出版 でも、くろがね四起が特集されてました。お役に立つと良いのですが。。。

>まー坊さま
オールドタイマーさんはもちろん大切な情報源です。いつも勉強させて頂いてます(^^ゞ
プロフィール

小林@御殿場

Author:小林@御殿場
静岡県御殿場市在住
株式会社カマド
代表取締役です。

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