戦車の神様 in モスクワ
確認している範囲では、世界で唯一の実働「九七式中戦車チハ」。
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レストア中の写真を拝見しましたが、フェンダーやマフラーを始めとする車外装備品は全て復製品です。
そのクオリティーと拘りに驚かされます。

残念ながらエンジンは別車両のモノが搭載されていますが、変速機や操行装置はオリジナルをレストアして使用しています!

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履帯は防滑鋲が残るオリジナル。数台分の部品から程度の良い物を寄せ集めてレストアしたそうです。

手元に新品同様の部品があるからこそ複製品と判る転輪ゴムですが、接地面の窪みが無いだけで刻印も含めて素晴らしい出来栄えです。

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なぜかすっかり愛着が湧いてしまった九五式軽戦車も同様に実働可能です。
こちらもエンジンは載せ替えられていますが、変速機と操行装置はオリジナルを使用していました!
今回はこれが確認できたことが最大の収穫でした(^^♪

閉館後に特別に見学させてもらったので、中まで入り放題です(笑)

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こちらは転輪ゴムだけではなく、履帯もすべて復製品!!
材質まで拘った鋳造とのことで、実物同様(或いはそれ以上)の強度があるとのこと・・・・

こちらの個体も修復過程を写真で拝見しましたが、ポナペ島に残っている個体と同様か、それ以上に破損が激しい車両でした。

それがここまで修復できるのか・・・いろいろと妄想が頭の中を駆け巡ります(笑)


全ての旧車、絶版車に共通することですが、まずは興味を持って接すること。

そして情熱も持って情報を集め、愛情を注ぐことです。

その情報の内、いちばん重要なのは個体のオリジナル度とか、程度とかではなく、入手可能な部品と、不可能な部品を知ること。

さらに入手不可能な部品のうち、再製可能な部品と、不可能な部品を知ることが、いつまでも愛車を走らせ続けるために必要不可欠な情報なのです。

勢い、日本のマニアでもいろいろな絶版部品を作ったり、マニア向けに部品を修理、再製する業者が存在しますが、戦車の操行装置のオーバーホール(部品再製造を含む)は聞いたことがありません!!

ロシアの戦車レストアラーグループとの接点は大切にして行こうと思うのでした(*^^)v
別窓 | ミリタリー | コメント:2 | トラックバック:0
201512020923
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この記事のコメント
 
201512062114
今はどうあれ、レストアされてる車輌は占守島あたりから回収した車輌ですよね。
過去の軍用車輌を保存する。
貴殿の気概はわかります。でも心情的には納得できないので複雑な心境です。 
2015-12-06 Sun | URL | #-[ 内容変更]

 
201512062140
コメントありがとうございます。

お気持ちは良く判ります。本来なら私のような一個人ではなく、国がしっかりと戦跡を保っしたり慰霊したりすべきと考えます。

この個体が何処から引き上げられた車両かは不明ですが、戦闘地域で破壊された車両は個人的には慰霊のために動かすべきではないと思っております。

しかしながら日本人独特の精神感はキリスト教圏の西欧人には通じないようです。
彼らにとっては、モノはモノであり、それ以上でもそれ以下でも無い様なのです。

我々の影響力が及ばぬ先ですから、相手の善意に縋るしかありません。彼らとお話する中で、ロシア人も彼らなりの方法で戦車の引き上げ時には慰霊祭を行ってくださったことも判りました。もちろん一人の日本人として御礼をして参りました。

現在企画中の防衛技術博物館に収蔵する車両は、戦地で撃破された個体は収蔵しないことに取り決めております。
武装解除され、日本人の手で敵手に渡った車両を里帰りさせたく活動しております。

里帰り実現の際には、今回ロシアで得られた各種情報が必ずや役に立つことと考えております。

ご支援のほど、よろしくお願い致します。

2015-12-06 Sun | URL | 小林@御殿場 #-[ 内容変更]

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