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2017年ドイツの旅その1@ブレーマーファーヘン

総合火力演習の余韻冷めやらぬ、8月28日(月)昼飯時の羽田空港。
機材はANA機で羽田発ですが、行先はドイツです♪
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今回はギリギリまで日程が定まらず、航空券を二週間前に購入するというバタバタ日程です。
出発一か月前の7月下旬を過ぎると、じわじわと航空券の値段が上がり、二週間前ともなるとビックリ価格が続出!
そんな理由で納得できる価格の航空券はフランス・シャルルドゴール空港経由のフランクフルト行きと相成りました。
疲れる・・・まあ、帰りは直行便ということが、せめてもの救いです。
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全く解らないフランス語ですが「乗り継ぎ」という意味の「correspondance」という単語のみ暗記し、
なんとか乗り継ぎに成功し、無事にドイツに到着。
次なる関門は指定されたホテルへの移動です。
今回は御殿場でドイツ料理店を営まれていたエバーマン夫妻のご厚意にすがる旅なので、
指定ホテルに一泊して翌朝合流すれば怖いものなしという段取りでした。
しかし、そのホテルに辿り着くためには空港からのシャトルバスに乗る必要があり、これが難関でした( ゚Д゚)
前日までイベントその他で大騒ぎしていたので、あからさまに準備不足であります・・・
小一時間の悪戦苦闘の末、何とかバスに乗車、無事にホテルに到着し爆睡(*‘∀‘)
翌朝エバーマン夫妻と2年ぶりの再会を果たしたのであります!!

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そこからは一路ドイツ北部の港町ブレーマーファーヘンを目指します!
移動距離480kmと聞いてちょっとビビリましたが、アウトバーンを飛ばして4時間の旅でした!
早いですね~((+_+))
そろそろ賢明なる読者の皆様はお気づきでしょうが、今回の旅はドイツ軍用メカ博物館巡りです。
その第一弾は、Uボート21型がそのまま博物館になっている「ヴィルヘルム・バウアー技術博物館」
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映画「Uボート」に登場する潜水艦とは一線を画する、エポックメイキングなデザインを目の当たりにしてクラクラ(@_@)
一般にイメージする第二次大戦型の潜水艦は、正確には潜水することが出来る船なのです。
実際には攻撃時や、敵から隠れる際に潜水するのみで、通常はディーゼルエンジンで水上走行します。
対水上レーターを装備した連合軍に制海権&制空権を掌握された大戦中期以降のドイツUボートは損害が拡大するのみで、
このままでは完全にUボート戦も息の根を止められてしまうのではないか?
そんな状況下で、潜水したままディーゼルエンジンを駆動するシュノーケルを装備し、
大容量のバッテリーと大型駆動モーターを魚雷のようなスマートな船体に搭載した
高速新型Uボートが開発、量産され実戦配備されました。
IMG_6749.jpg
2階建てになっている船体の上半分が人間の居住空間と、その他もろもろの機器が押し込まれ、
下半分は大量の二次電池がギッシリ!!
しかも、戦闘による破損を考慮して何系統も並列に繋がれ、それを制御する配電盤の大げさなこと!!
見ているだけで塩素ガスにヤラれそうです・・・
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発令所から戦闘艦橋へ上がるハッチはご覧のとおり塞がれており、ちょっと残念。
しかし操舵手や、潜舵、横舵手の席には座ることも出来ます('◇')ゞ
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潜望鏡は見えるかな?と期待して覗いてみましたが、残念ながら真っ暗でした((+_+))
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ディーゼルエンジンが二機並ぶ機関室はオーソドックスなレイアウト。
手前側に巨大な発電モーターがあります。
映画Uボートでおなじみのロッカーアームがむき出しなメカメカしいエンジンではなく、
近代的なエンジンにちょっとガッカリです。
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こちらは水中で17ノット(時速30km以上)を叩き出す巨大モーター!
従来のUボートは水上17ノット、水中8ノット程度だったのに比べ、
U21型は水中で17ノット以上を発揮したのですから、連合軍の従来型の
対潜水艦戦法と兵器体系は完全に見直しを迫られる状態になる筈でした・・・

が、ここで終戦。

このUボート21型「U2540」も、終戦と共にバルト海に自沈して永遠の眠りにつきました・・・

ところが、それから10年の時を経て再建を図る西ドイツ連邦海軍が彼女を引き揚げて修復。
ドイツ潜水艦の父「ウィルヘルム・バウアー」の名を関して練習艦として就役したのです。
その後退役し、このブレーマーファーヘンで1984年から博物館として一般公開されています。

IMG_6777.jpg
高校生の頃にその存在を知り、是非とも行きたかったUボートを堪能した後は、
ヴィルフェルムス・ファーヘンに移動して、ホテル「カイザー」に投宿。
トラちゃんと二年ぶりの乾杯し、北ドイツ料理に舌鼓を打ったのであります!(^^)!

・・・続く

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あ、そこなの?

てっきりジンスハイムだと思ったら北へ向かったんですね。
私の場合はその昔列車で行ったのですが、U21型は思ったより内部が広くてあまり潜水艦っぽくない?感じでした。
この近くのDeutsches Schiffahrtsmuseumにハンザ同盟が栄えていた頃の帆船koggeが水中から引き揚げた状態で展示してあって、これがとても興味深かった。
軍港のヴィルヘルムスハーフェンへ向かう道すがらって平らな土地なのですが、所々に爆撃でできた大きなクレーターがあったります。
で、多分その近くに4WDのキューベルをもってるジイさんが....
プロフィール

小林@御殿場

Author:小林@御殿場
静岡県御殿場市在住
株式会社カマド
代表取締役です。

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