リアル版「社長の小部屋」

カマド社内某所にある、怪しい空間。モデラーズフリマ展示に向けて、ケッテンクラートが分解されております。正確には夜な夜な自分で分解しているわけですが、開催まで一か月を切り、カレンダーを眺めながらの作業になります。3月は車屋さんは一年で一番忙しいのです!なんてこと言っても始まらないので、ぼちぼちと進めて参りましょう。今回のテーマは再現度。走らせること優先で妥協した、配線関係の取り回しや、メーター関係の見直しです。

そして振り返れば、故あってやってきた英国車は艶っぽく展示されております。これはレストア工房の主の仕業。忙しいのか、暇なのかよくわかりませんが、人間仕事に追われると、他のことに気合いが入ったりする見本でしょう(笑)。彼の名誉の為に付け加えれば、実際には塗装ブースがおかげさまでフル回転のため順番待ちでキューベルの作業が一時中断しているようです。
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オーナーさま、月末なのでちょっと勘弁して下さい。しかし、来週中にはゴールが見えて来ました!


さらに奥に進むと、夕方から一般仕事が一段落して、BMWR75のエンジンと向き合うベテランメカTの姿が・・・。何やら点火時期調整で手間取っております。予算の都合上、再使用したカムシャフトが微妙に曲がっているそうで、タイミングギヤーを新品に交換した副作用でガタがなくなり(普通は良いことなのだが・・・)、調整幅がなくなり融通が利かない様子。マニュアル通りには行きません。こちらは知恵の輪を解くように、少しずつ仕上げて行くようです。