専用工具

デロリアンのエンジンルーム上に陣取った謎の木材。さて何でしょうか?
正解はこちら!

ドアのトーションバースプリングの調整用の冶具です。使用方法はご覧のとおりで、エクステンションを使ってトーションバーを所定のテンションで抑えつつ、固定金具を調整して完了。書けばこれだけですが、この冶具なしで作業をしますと、工具をリアガラスにぶつけて割る確率2倍!(当社比)

この冶具もDMC-Jさんから借りて、当社でもデッドコピーさせていただきました。デロリアンのドアはトーションバーでニュートラル状態を作り、ドアダンパーで支えているという調整が正解です。ダンパーのガス抜けをトーションバーのテンションを上げて調整した車は、ドアを閉める時には力が要りますし、開ける時には勢いよくビヨ~んと跳ねあがります。長期に渡りこんな状態ですと、最悪トーションバースプリングが折損して(走行中に段差を越えた衝撃で折れ、天井からバキっと音がするとか・・・)車に閉じ込められる羽目になります。ガルウイングドアは重さ40kgといいますから、車内から押し上げるには辛いですよ!まあ、反対側から出れば良いのですがね(笑)。
自分の経験からしても、ダンパーはヘタリが出やすいですし、冬季と夏季の温度差でもかなりテンションが変わるので、季節ごとに一コマずつ調整するのがベストです。もちろん、カマドでも作業はお待ちいただいている間に出来ます。年に2回も調整してくれると当社も儲かります♪←これが本音か!?
