戦車教導隊射撃競技会


「富士学校戦車教導隊射撃競技会」を見学してきました。午前八時前に畑岡射場に到着すると小雪が舞っていたので、どうなる事かと思いましたが、本日は後援会員の方の御招待なので、暖房付きの天幕の中での見学と言うVIP待遇で一安心。前段は戦車砲射撃、後段は車載機銃射撃を、5個中隊から選抜された各々1個小隊戦車4両づつが順次メニューに沿って決められた的を射撃して行きます。
小隊長の全般説明、目標指示が終わると「状況開始!」の号令で射撃が始まります。戦車無線はスピーカーを通じて放送されるのですが、気合いが入った指示は早口の門用語なので、機関銃の射撃音よろしく聞きとれません!!
オリンピック選手とおなじく、日頃の練習の成果を発揮する強靭な精神力と、運を呼び寄せる隊員間の連携が求められます。


さて、一方の気楽な見学者天幕の中では、自分が地元有力者のおじいちゃん方に解説者として引っ張りダコでした。みなさん防衛問題には造詣があり、折からの普天間基地の移設問題に絡むキャンプ富士のお話や、演習場使用協定のお話など、なかなか聞けないお話も多く、とても勉強になりました。そんなツワモノおじいちゃん方は、戦車の性能について自衛官に聞きまくる訳ですが、隊員さんはどこまで話して問題がないのか?判断が出来ない訳で、速度や大砲の口径など基本的なこと以外は教えてくれません。すると「カマドの社長は詳しいから聞いてみよう」ということで即席解説係を務めさせて頂きました。


お昼は隊員さんと同じ食事を、隊長さん、副隊長さんと同席で会食させていただきました。いままで、お誘いは頂いてもなかなか出席できなかった自衛隊の各種行事ですが、やはり出席すれば「犬も歩けば棒に当たる」で得るものも多く、これからは積極的に参加させて頂くつもりです。
さて、最後はちょっぴり上手く撮影できた写真の自慢。射撃号令と砲手の発砲タイミングは一台一台微妙に違うのですが、それを上手く覚えることが出来れば、連写モードがなくてもコンパクトデジカメで発砲炎も撮れちゃいます。
以上、本日の状況終わり!